MARUO  EYE CLINIC  HOMEPAGE
 
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工事進捗状況

当院の近況 2015

12月21日
スリットランプ新調  
眼科医にとって自分の目の延長であるスリットランプを新調して2か月ほど経ちました。

六条眼科内覧会の記事にも書いた通りこれまで眼科医人生のほとんどすべてをカールツアイスのSL120とともに過ごしてきて、今でも操作性は最もよいス リットだと思っています。

まるお眼科開院をきっかけに同じくツアイスの往年の名機30SL-Mを使うようになり、明るさと眼底の見やすさが気に入って操作性はSL120に今一つ劣 るものの慣れ親しんで使っていました。

しかしスリットを上下するジョグダイヤルがSL120より細いので回すのに力が必要なためと、電子カルテになりマウスの操作を一日中しているためもあって か右手の親指の 付け根と人差し指の第一関節に痛みを感じるようになりました。どうやら腱鞘炎になってしまったようです。

そこで電動式ジョグダイヤルのスリットランプなら指への負担が減るだろうとついにツアイスのスリットとお別れし、ローデンストックRO8000に買い換え たのです。

RO8000概観

RO8000は光源がLEDなので色調が心配でしたが杞憂に終わりました。ハロゲン電球の色と全く違和感はありません。

旧モデルのRO2000ではスリット光の長さを最長にしても角膜径より短かったので、角膜の端から端まで見るのにいちいちスリットを上下する必要があり面 倒でしたが、この長さも改善されておりました。

角膜をどれだけ薄く切れるかという点はツアイスに今一歩譲りますが、ブルーフリーフィルターが標準装備であったりとメリットもあります。

眼圧計はハーグタイプの横振りのものが標準で、光源部とよくぶつかるのでこの操作性が苦手でしたが、これも別売りの台座をかますことによってツアイスの上 振りタイプを取り付けられるということでした。

RO8000アプラ横振り


写真上が標準装備ハーグの横振りで台座が届くまで使っていたものです。下がツアイスの縦振りです。


RO8000縦振りアプラ

ツアイスタイプに慣れている眼科医にはどうにもハーグタイプは使いにくいようで、涙道外来を担当してくれる藤井先生も眼圧計が邪魔でしょうがないと言って おられました。 

以上のようにRO2000で気に入らなかったところが全て改善されており、指の痛みのためには買うしかないということになりました。

オプトスデイトナを買ったばかりでまた数百万円単位の機械を購入するのはクリニックの財政的には痛いのですが、指の痛みは改善しております。 

今後も惜しむことなく投資を続けていきたいと思います。

12月14日
内覧会2連発 六条眼科の巻 その3
手術室関連も見学しました。

手術室にはタカラベルモントの手術用ベッド、メプロとアルコンの白内障手術機械インフィニティという黄金の組み合わせが置いてあります。

種々顕微鏡は未だ搬入されていませんが、やはりツアイスのルメラが入る予定です。

 
六条眼科手術室


準備室の手洗い水は滅菌水で、タオルも滅菌のディスポペーパータオルを使うようです。ウオーターレス法による手洗いが普及した現在、新規開業の眼科クリ ニックではこの組み合わせは珍しく、院長のこだわりがここにも感じられます。

六条眼科滅菌水

リカバリールームは眼にやさしいグリーンを基調にしたソファーが準備されています。

六条眼科リカバリー

ヘス専用の部屋があったり田中院長の細かなこだわりが随所にみられる素晴らしいクリニックでした。

田中院長とはほとんど面識がない我々でしたが、内覧会では非常に気さくに対応して下さり、夫婦ともども好感度急上昇でした。

この先生でこのクリニックなら間違いなく成功すると確信した内覧会でした。

おわり

12月11日
内覧会2連発 六条眼科の巻 その2
まずは受付です。

画面左上の隅に何やら見たことのあるものが写っています。

六条眼科受付

まるお眼科の受付横にもある眼の形をした時計が六条眼科にもありました。取り付けられている位置も非常に似ています。

六条眼科アイクロック

下がまるお眼科のものですが、やはり受付の左上に取り付けてあります。
白石建築士からの開院祝いで、した。

まるお眼科アイクロック


実は六条眼科の田中院長とはほとんど面識はないのですが、この時計で一挙に親近感がわきました。


検査室です。視力計が1メートルとと5メートルの両タイプがあるのに目を引かれます。どちらかに統一されているクリニックが多いので尋ねると、遠見の眼位 を見るのに5メートル視力計がどうしても欲しかったとの回答でした。


六条眼科検査室

お祝いの花に神経眼科を専門にしていて有名な東京のKS眼科からのものがあったので「神経眼科がご専門ですか?」と尋ねると案の定正解でした。なるほと神 経眼科が専門なら眼位へのこだわりも納得です。

検査機器はニデック社の物が多かったので、電子カルテもニデックのネイビスかと思うと、ライバルのF社のものでした。

使ったことのあるF社とB社で検討したのでネイビスは考えなかったということで、これまた納得です。


六条眼科SL120

診察室のスリットランプは定番中の定番、ツアイスのSL120でした。これほど操作性のよいスリットは他に無いと筆者は思っていますが兄弟機SL130の 方がシェアは大きいらしいので、内覧会でSL120を見かけると嬉しくなります。


つづく

12月9日
内覧会2連発 六条眼科の巻
さて内覧会2連発第二弾は六条眼科です。

朝、高速バスで松山から観音寺に帰り、昼ごはんを食べてから車で高松に向かいました。

六条眼科はスーパーマーケットであるハローズ六条店の敷地内での開院です。ドラッグストアの敷地内で開院したリンク先のにしわき眼科クリニックと同じパ ターンです ね。

買い物に来るお客さんの目に必ず入るので認知されやすいというメリットがありますが、土地の賃貸料が激烈に高いというデメリットもあり痛し痒し です。

しかしどんな業種であれ当初一番問題になるのは存在を知ってもらうことですので、ここがクリアできるのは高い家賃を払っても有り余るメリットがあり ます。

まるお眼科はゆめタウン三豊の敷地内にあるわけではないですが、駐車場のすぐそばにあるので買い物に来た人には必ず見えて、この点はばっちりクリアした と思っていたら、あにはからん や敷地が広すぎて駐車場が何か所もあるので、建物の反対側にばかり車を停めるお客さんは全然気づいてくれないということが多々ありました。

開院当初は「ゆめタウンの隣りにあると聞いたけど全然場所がわからんかった。」とよく患者さんに言われたものです。




ハローズ六条店

カーナビが古くハローズ六条店の設定ができず近くのネッツトヨタをゴールに設定して目的地に向かうとハローズの看板が見えてきました。

敷地に入り車を停めると画面左の建物が六条眼科です。
六条眼科外観

では入ってみます。



つづく

12月7日
内覧会2連発 松山白内障懇話会参加の巻
11月28日に香川県三豊市の今川内科医院の内覧会に出席し、翌29日には高松市の六条眼科 の内覧会に出席したのですが、この間に愛媛県松山で開催された松山白内障懇話会に参加しました。

白内障懇話会は香川在住である筆者に案内は来ず、内覧会2連発の谷間だったので一度参加をとりやめましたが、特別講演の講師である三好先生からメールで直 接のお誘いがありハードスケジュールですが急きょホテルを予約しなおして参加しました。

三好先生は「今日はまるお先生のためだけに、一つビデオを持ってきました。」とMalyugin ringの外し方のコツを本講演の前に講演してください ました。

以下備忘録も兼ねています。

Malyugin ringは散瞳不良の症例には強力な武器になりますが、入れるのも出すのも難しく、特に出すのには慣れが必要です。

容子医師が師匠である三好先生にコツを質問したところ今回の「特別」講演で教えてくださったのです。

一番肝心なのはOsher のフックを使用することで、このフックは先にストッパーがついているのでシンスキーフックのようにリングを落とす心配がないとい うことでした。

MSTかREメディカルから販売されているので早速注文せねばなりません。 


12月5日
内覧会2連発  今川内科医院の巻
エレベーターで2階にいくと、内視鏡後のリカバリールームが大きくとってありました。

タカラベルモントの椅子にDVDなどの鑑賞が出来るモニターが取り付けてあり、各部屋ごとに広いトイレもあります。

さすが内視鏡専門クリニックですね。

内視鏡検査の部屋には紙テープで通せんぼしてありましたが、医療関係者ということで部屋に入らせていただきました。

今川内科内視鏡

ストレッチャーの横にはオリンパスの内視鏡が置いてあります。消化器内視鏡の世界ではオリンパスが9割のシェアを占めているとのことです。

当院でも涙道内視鏡を施行していますので、採用した町田製作所をご存じかなとおもって若先生に尋ねましたがご存じありませんでした。耳鼻科医ならまた話は 変わったかもしれません。

更にエレベーターで3階に移動すると屋上に出ることができます。屋上からの眺めです。

今川内科屋上


スシローとゆめタウンの看板の間にまるお眼科があるはずですが、残念ながら巨大資本と同レベルの看板は建てられないので見えませんでした。

この後受付前に戻り、若先生を我々夫婦で挟んで記念撮影をしました。カメラマンは若先生の奥様です。きれいな方でしたので奥様とツーショットで撮影した かったのですが、お互いの夫婦関係に亀裂が入ってもいけませんのでそれはリクエストせずに帰宅しました。

リニューアルの成果はすぐ出そうな素晴らしいクリニックでした。

12月3日
内覧会2連発
当院と同じ香川県三豊市にある今川内科医院がリニューアルオープンするため11月28日に内 覧会がありました。

また香川県高松市で六条眼科が12月4日に開院し、この内覧会が11月29日に開催され、両者に参加しました。

まずは今川内科医院です。

こちらは昔からある医院に跡継ぎの息子さんが戻ってこられるというよくある継承型のリニューアルオープンで、大先生と若先生の2診体制で診察なさるようで す。

受付です。

今川内科受付

カルテ庫が見当たらないので若先生に尋ねてみたところ紙カルテはがサマリーを大先生書いて電子カルテに移行するとのことでした。

新規開業で紙カルテでのスタートは数々の内覧会に参加しても見たことがありません。既に紙カルテがあるクリニックの場合はリニューアルを機会に電子化する ことが多いですね。

内科の電子カルテの価格をきいたらあまりの安さに吃驚です。当院の電子かるてニデック社のネイビスは眼科専用カルテであまり数が出ないため資本主義の論理 でどうしても価格が高くなります。同じくらいの端末の数で3倍以上の価格です。

待合には飲料の自販機も用意されていました。

今川内科


1階は内科クリニックに共通して必要な診察室と処置室でした。

院内には巨大なエレベーターがあり、「大きいですねえ!」というと「ストレッチャーが乗るようにしています。」とのお答えに納得でした。
眼科クリニックでは車いすしか想定していないのでここまで大きなエレベーターのあるクリニックはみたことがありませんでした。

若先生は三豊総合病院で消火器内視鏡を専門にしておられその道では有名でしたのでやはり内視鏡には注力されています。

エレベーターで2階に移動すると、内視鏡関連の部屋でした。

つづく
来年の干支
11月14日
来年の干支である猿の置物が届きました。

贈り主は容子医師の白内障手術の師匠である三好輝行先生です。
昨年のこの欄でも未の置物を、一昨年には馬の置物をいただいたことを報告しています。

えとの置物猿

これまた昨年と一昨年同様に、三好先生と作者である松本明慶仏師のゴッドハンドが手術中の我々夫婦に乗り移ることを願い手術室に飾ります。

三好先生有難うございます。この場を借りてお礼申し上げます。

10月2日
超広角走査レーザ検眼鏡 デイトナ導入
9月30日に超広角眼底カメラであるデイトナを導入しました。

納入してくれた中央産業貿易さんによると香川県の第一号機だそうです。

デイトナ

無散瞳でも一度の撮影で200°の広範囲を撮影できるいう優れものです。

通常眼底検査を広範囲にするには眼に光を当てても瞳が縮まないように散瞳剤という薬を点眼してから実施する必要があります。

しかし個人差はありますが、この薬を入れると約5時間程度、瞳がひらきっ放しになって、物がぼやけて見えます。 

地方は車社会なので眼科にもほとんどの方が車を運転して通院されます。目薬を入れてから5時間ぼやけてみえる散瞳検査は元に戻るまで運転ができなくなるの でその日のうちにはなかなかできず、車を運転せずに来てもらって再度検査しているのが現状です。

デイトナがあれば、散瞳しての検査には劣るものの、従来の検査方法とは比べ物にならないほど広い範囲を無散瞳で検査できるので患者さんにとって福音となる でしょう。

デイトナ以外の超広角検眼鏡は香川県の病院には3,4か所導入されていますが、デイトナを含めてクリニックでは当院が最初です。

三豊・観音寺地区の地域医療に貢献するため今後も必要な投資を続けていきたいと思います。

8月3日
フォーサム参加 その5
マイバッハに乗り込みます。全体がブルーの照明でうすぼんやりと照らされておりまるでバーの ようです。筆者が女性ならこの車のオーナーに口説き落とされること間違いなしという雰囲気です。


マイバッハブルー照明


物凄く広い後部座席はフルフラットにこそなりませんが、かなりの後傾が可能で、レッグレストもせりあがってきます。

前には液晶モニタがあります。後部座席はマッサージチェアになっており、現在はマッサージの強さなどを調節する画面になっています。


マイバッハ内部


ここまでやると昭和の子供が考える未来の車みたいでギャグのようにも感じられます。でもマッサージは学会疲れの筆者には心地よかったのも確かです。


地下駐車場から一般道にでると天気もよくドライブ日和でした。大阪の中心部の割には、渋滞もなく非常に気持ちいいですね。

サンルーフも開けてみました。

マイバッハサンルーフ


運転手さんと話した情報によるとベンツのなかでマイバッハの位置づけは以前とは変化しており、前は完全にベンツから独立したブランドであったのが、今はベ ンツの中での高級ブランドになったということです。

以前のマイバッハは独自のエンブレムだけがついていたのが、今はベンツのスリーポインテッドスターが車の前後に付き、横にマイバッハのエンブレムがさりげ なく付くようになったので一見普通のベンツに見えるそうです。

この変化に伴い価格帯も2千数百万円からとぐっと身近なもの(笑)になったとのことでした。

どう考えても買うつもりのない冷やかしの客にたいしても職員の方は非常に丁寧に接してくださいました。このショールームは商談は一切せず、ただ展示と試乗 をするだけの場所なので、冷やかし大歓迎だそうです。ベンツを身近なものに感じてもらうための施設で、現時点では東京と大阪にしかないのです。

東京・大阪に行かれる時は試乗するのも面白いと思います。 

メルセデスベンツジャパンの現社長はドイツ人かと思ったら初の日本人で、
この日本人社長の方針で展示と試乗だけの機能をもつショールームが作られたそうです。

試乗が終わりアンケートに答えて頂いた記念品の団扇です。

ベンツ土産


気分転換もできたので、再び学会場に戻り、眼科の雑誌などを購入したあと、ランチョンセミナー「鼻涙管閉塞の治療 Ver2」を聴いて大阪を後にしました。

終わり

7月27日
フォーサム参加 その4
あっという間に学会も最終日になりました。

会場のグランフロント大阪に行って初めて気づいたのですが、ここにはベンツのショールームがあります。

車が置いてあるだけでなく、ベンツグッズのショップやカフェが併設されており、滅茶苦茶おしゃれな空間です。

ベンツショールーム


偶然なのですが、学会の数日前にネットを見ているとベンツのショールームに行ったというブログに行き当たり、マイバッハの試乗記が掲載されていました。

マイバッハといえばYOSHIKIが乗っているので有名ですね。最低価格5000万円くらい、色々オプションを付けると1億超える超高級車で、ディーラー に行っても普通は相手にしてくれないという情報をネットで見たことがあります。そもそも一見さんお断りで、一般人がとても入れる雰囲気ではないそうです。

筆者は車には何の興味もありませんが、そのマイバッハに試乗できるならば物は試しと、ショールームに行って尋ねてみると、マイバッハの試乗も可能というこ とでしたので申し込みました。

専用のテーブルが用意されていて、申込書類に記入します。


ベンツ試乗申し込み


係りの方からマイバッハは自分で運転することは出来ず、職員が運転することになりますという説明を受けました。車の運転が苦手な筆者には願ったりかなった りです。

そもそもマイバッハは後部座席に乗る車で、同じ超高級車でも自分で運転を楽しむためのポルシェやフェラーリなどのスポーツカーとは位置づけが違います。 ロールスロイスなどと同じような部類の車ですね。

マイバッハ


マイバッハのエンブレムです。

マイバッハエンブレム


では乗ってみましょう。

つづく

7月23日
電子カルテ NAVISサーバーダウン
7月21日に当院の眼科用電子カルテNAVISが全く起動しなくなりました。

NAVIS

前日は海の日の祝日で連休明けということで患者さんも受付開始前から多く待っておられたところでしたのでダメージは甚大です。

担当のSEの電話指示によりサーバーのコンセントを抜いて15分程度待ち、無停電装置のバッテリーが放電することによりサーバーが自動的にシャットダウン してから、再度コンセントを挿して起動するという荒業で何とか復活しました。

およそ1時間遅れで電子カルテによる診療が可能になりました。それまでは紙にメモするという原始的な状態に逆戻りでした。

開院3年で電子カルテ周りのトラブルも色々ありましたが、ここまでの大トラブルは初めてです。

復帰後は遠隔操作でチェックをしてくれ、昼にはニデックの担当SEがハード担当のNECの方と一緒に来院して、サーバーのチェックをしてくださいました。

連休の間に停電があったらしく、夏場は24時間付けっ放しにしているエアコンの電源が落ちており、サーバールームの気温が45度以上になったことが原因と 判明しました。

思わぬところに落とし穴があるものです。24時間エアコンをつけていて熱によるトラブルが出るとは予想外でした。

トラブルがあった時に担当者がクリニックまで来てくれるのはとても有り難いです。

これまでも何度も述べてきましたが、カルテとしての出来具合は他社の眼科用電子カルテと比べて抜きんでたものはないと思われるNAVISですが、トラブル が生じたときのサポート体制が充実しているので安心して診療できます。

7月21日
フォーサム参加 その3
大橋学長の感染症の講演を聞いた後は再び涙道関連の講演会場に戻ります。


講演が終わって講演会場の外に出ると長蛇の列があり、先頭には蛇口が・・・・・・。

 
ポンジュース蛇口


なんとこれは愛媛県の各家庭に1つはあるというポンジュースの出る幻の蛇口でした。愛媛県に10年以上住んだ筆者も初めて蛇口から出たポンジュースを飲む 体験が出来ました。


ポンジュース蛇口2

涙道・涙液学会の主催はわが母校の愛媛大学ですのでこのような「お・も・て・な・し」があったのです。


機械展示場にはスタンプラリーのコーナーもあり、6か所スタンプを集めると景品がもらえます。


スタンプラリー


景品は柿の種と扇子です。この柿の種は一般の柿の種の3倍はあろうかという大きさである上に、一緒に入っているナッツがピーナッツではなくアーモンドとい う高級柿の種でした。


スタンプラリー柿の種


学会というのはもちろん最新の医学情報の発表の場であり、医師にとっての生涯学習の場ではあるのですが、お祭りの要素もありますので、主催者の創意工夫が 参加者にとっては楽しみの一つです。

つづく

7月17日
フォーサム参加 その2
さていよいよ学会参加初日です。まずは朝食を食べながらその道の第一人者の講演を聴くモーニ ングセミナーに参加しました。

モーニングセミナーは7時30分から開始で、枕が変わると眠れない筆者は頑張って早起きして参加しても途中で居眠りすることが多いのですが、今回は居眠り せずに最後まで聞けました。


このフォーサムというのは眼感染症、眼炎症、コンタクトレンズ、涙道・涙液の4つの学会が合同で開く学会総会です。

当院で涙道外来があるので涙道・涙液学会メインで参加しており基本的に涙道関係の講演に出席しました。


ただし4学会合同の特別講演である「眼感染症ヒストリア」には何を置いても参加せねばなりません。演者は 大橋 裕一 愛媛大学学長です。

我々夫婦の師匠である大橋先生は学長に就任されたので眼科学教室の教授ではなくなってしまいました。もしかすると眼科医としては最後の講演になるかもしれ ませんので弟子の1人として聞いておきたかったのです。

戦前までさかのぼって学会誌をひもとき、終戦後ほぼ同時期に実用化された抗菌物質とステロイドの点眼以降の感染症起 炎菌の変化を「カンブリア爆発」になぞらえる内容でした。先生はこの手の頭に残るワンフレーズを考えるのが非常に上手いので、記憶に残 るのです。

日本の眼感染症を鳥瞰することが出来ました。先生ご自身もこの講演を眼科医としての集大成と考えておられたのか最後に皆さん「さようなら」という言葉で講 演をしめくくられました。

終了後会場を後にするときに全国各地に散らばった弟子の姿を多数見かけました。一つの時代の終わりを感じます。

ちなみに大橋先生にも師匠は存在するわけですが、その眞鍋禮三大阪大学名誉教授は、ウィキペディアによると三豊・観音寺地域の出身で、現在でいう三豊市三 野町から観音寺一高そして愛媛大学を経て大阪大学に進まれています。

学生時代に学会でお見かけしたことがあるだけでですが師匠の師匠が今生活している地域や母校と縁があるのもおもしろいものです。

つづく 

7月15日
フォーサム大阪参加  
上記学会に参加しました。7月10日の金曜日に外来終了後出発したので初日は移動で終わりま した。

せっかく大阪まで行く機会なので大阪市大で講師をしている大学時代の同級生と食事の約束をし、つれて行ってもらったのが阪急梅田駅すぐそばの小さな寿司屋 でした。

V字型のカウンターだけで10席程度の小さな店でカウンターの中はご夫婦二人です。一見ではとても入れる雰囲気ではありません。店の中にはトイレもなく、 駅まで用を足しに行かねばならないそうです。

Vの字のとんがった部分にも2席あり、そこに座って貝尽くしで刺身を注文しました。9時を過ぎていたのでネタの種類は限られていましたが、友人おすすめの ツブ貝をはじめとして、どのネタも歯応えと甘味があり、嬉しくなります。


さしみ梅田三好寿司

食べ始めてからすぐに「5人座れますか?」というお客さんが来ましたが、「5人は無理やねえ。」と断られていました。詰めに詰めれば何とかなりそうな気も しましたが、商売気のない大将です。

我々が頼んだ瓶ビールが最後の1本で、飲み足りない先客は「買いに行ってくるわ。」と言ってコンビニかどこかにビールを買いに行ってしまいました。
何ともおおらかな店ですね。

刺身のあとは適当に握りをたのみます。ここのトロがまた絶品でした。筆者は肉も魚も脂身は好きではなく、トロは一般に珍重されるほどには有難味を感じない のですが、このトロは脂の上品な甘味だけを感じて後に口内にいやな感じを残さずお代わりを頼んでも良いかなという味でした。

その後「2人いけますか?」というお客さんも来ましたが「ネタがもうないんで。」と断られました。確かに我々が席に着いた時点でもかなりネタが少なかった ので、これは仕方ないところでしょう。

大満足で寿司屋を後にして、二次会は友人の終電のこともあるので宿泊先であるホテルグランヴィアのバーに行きました。ホテルは大阪駅構内にありすぐ電車に 乗れて一安心です。

寿司屋の欠点は野菜不足になることなので、野菜スティックとフルーツ盛り合わせを頼み旧交を温め、初日の夜は終わりました。

つづく。

7月2日
まるお眼科3周年
本日まるお眼科は開院3年を迎えました。

開院3周年記念

昼休みに職員から記念品と記念写真のサプライズプレゼントがありました。

患者さんにも職員にも恵まれた3年でした。

今後も三豊・観音寺地区の地域医療に貢献するべく、努力していきたいと思います。

6月3日
ふくだ眼科クリニック内覧会 その5
手術室です。顕微鏡はツァイスのルメラ700、硝子体手術機械はコンステレーション、白内障 手術機械はインフィニティ、手術用ベッドはメプロ4とこれまた硝子体手術施設のフルセットが揃っています。


これは4月7日に当欄で紹介したほりうち眼科と同じ体制です。都会の手術なしビル診察の眼科なら一軒作れそうな投資額と推測します。

福田眼科手術室


手術室で感心したのが手術用のメスなどを入れておく棚の作りです。

ふくだ眼科メス置き場


手術機械を洗浄する部屋と手術室どちらからも出し入れできるようになっており、滅菌した機械を持ち運ばずに棚に即座に置けるように設計されていました。

ふくだ眼科手術準備室


リカバリールームの透けるカーテンがまたよい雰囲気です。

福田眼科りかばり

とにかくゴージャスなクリニックだったなあと思いながら帰途につきました。


花園駅帰り


花園駅の上りホームにはまた大きな2面の看板を見つけました。

花園駅上りホーム

ふくだ眼科クリニックの成功は間違いないでしょう。


終わり

5月29日
ふくだ眼科クリニック内覧会 その4
さてふくだ眼科クリニックの検査室です。当院 で採用している1m視力計が3台あり、検査機器はニデックの物が多いようです。

患者さん用の椅子は壁面ではなく部屋の真ん中に島の様に配置されています。

ふくだ眼科待合


院長のつかう1診にはスタンダードな顕微鏡ツァイスのSL130が採用されていました。スライディングテーブルは珍しく右引きの位置にセットされていま す。理由を尋ねると左引きだと患者さんが説明用のモニターを見るのに顕微鏡が邪魔になるからということでした。

ふくだ眼科1診


そして2診がすでに用意されていました。こちらの顕微鏡は筆者の愛機であるツァイスの30SL‐Mです。このスリットは既に廃番ですが、熱烈なファンがい て 納 入業者さんによると未だに探している眼科医が各地に存在するようです。
筆者は30SL‐MでなければSL130より120の方が好みです。

ふくだ眼科2診

2診はすぐ稼働の予定があるのか質問すると全く予定はないという回答でした。しかし顕微鏡だけでなく電子カルテの端末もフルセットで準備されています。

まるお眼科は最初から2診体制で開院しましたが、患者数の予想がつかなかったので、1診はシュライバー用のパソコンは無しにして、2診はデスクトップパソ コンにせずノートパソコンだけで診療を始めました。
その後ある程度患者数が増えてから1診2診ともフルセット体制としました。

ふくだ眼科クリニックはBラインの電子カルテなので端末を増やしてもコストアップがないのでしょうか?稼働予定がない診察室に電子カルテフルセットとは物 凄い贅沢です。

当院が採用したニデックのネイビスは端末を増やせば増やすほどコストアップにつながりますので、開院当初に2診フルセットでそろえる勇気はありませんでし た。

福田院長は手術が上手いことで有名ですし、前回にアップしたとおりお人柄も律儀ですから、すぐに2診体制が必要になると予想します。

5月25日
ふくだ眼科クリニック内覧会 その3
待合室は大きなガラス窓で光が取り入れられております。 

先ほどのガラス窓の内側はカフェのような雰囲気で窓に向かって机と椅子が置いてあります。
さすがにコーヒーは出てきませんが、右端にウォーターサーバーが設置してあり待ち時間をゆったり過ごせるようになっています。


ふくだ眼科 カフェ?


その反対側にはしゃれた雑誌立てがあります。壁面への作り付けです。


ふくだ眼科雑誌たて


当院からの開院祝いの観葉植物がウォーターサーバーの隣に置いてありました。

ふくだ眼科ゴムの木

これはゴムの木で内覧会の前々日に届くように手配したところ、届いたその日に福田院長からお礼の電話がありました。わざわざ筆者の番号を調べてかけておら れ院長の律儀なお人柄がしのばれます。こういうことをさらりとやれるという時点でクリニックの成功を確信しますね。

つづく 

5月22日
ふくだ眼科クリニック内覧会 その2
さて本日開院の「ふくだ眼科クリニック」の内覧会の報告のつづきです。

画面は片原町駅の反対のホームに入ってきた高松築港行きの列車です。

ことでん列車


ふくだ眼科の最寄駅である花園駅で下車すると案内の看板がトイレの壁にありました。


花園駅看板


案内通りに歩いていくと1分ほどで「本日内覧会」と張り紙をしたきれいな建物がみえます。

ふくだ眼科外観


近寄ると間違いなく「ふくだ眼科クリニック」でした。

当院の建物にはり付けている「まるお眼科」の文字は建築士が当初予定していたもの面積の4倍の大きさに変更して 国道11号線からも良く見えるようにしたのでデザイン優先の建築士を泣かせました。

しかしふくだ眼科はルックス重視で建物の済みに小さく英字で「Fukuda Eye Clinic」 と書いてあるだけです。雰囲気は青山のブティックのような感じですね。行ったことないけど。

ふくだ眼科看板


横に回ると大きなガラス窓に5月22日開院であることが張り紙されています。

ふくだ眼科 窓


では入ってみましょう。

つづく 

5月18日
ふくだ眼科クリニック内覧会 出席 
香川大学の眼科講師をしておられた福田恒輝先生が5月22日に高松市でふくだ眼科クリニック を開院されます。

開院に先だって行われた内覧会に17日に参加しました。

昼時に高松に着いたのでまずは腹ごしらえということで以前行って気に入った自然食系のランチビュッフェの店に入りました。内装の雰囲気が少し変わったかな あ?と思ったらいつの間にか店が別の店に変わっておりました。今更出ることもできず適当に注文をしたのですが、30分待っても料理が出てきませ ん。

これが滅茶苦茶混んでいて、店員さんも目の回るような忙しさで動き回っているというなら納得できるのですが、ぼーっと突っ立っている店員は何人も居るし、 客席もガラガラとは言いませんが、空いてる席も複数あります。しかもフロアマネージャーというのかコンシェルジュとでもいうのか、座席の配置などを見るだ けの人員もいてです。

もっというとメニューを持ってきて「注文がお決まりの頃にまた伺います。」と言ったのに全然聞きに来ず、こちらが大声を出してやっと注文を取りに来てこの ざまです。

暇つぶしにメニューを見ていると別の店員が注文を取りに来て、もうオーダーしたと言ったらニコリともせずメニューを下げていきました。

当院の内覧会で好評だった三好先生の開院記念講演会が14時からあり、自院では聞けなかったので料理を待つ時間のないランチバイキングの店にした つもりだったのにもう間に合いそうもありません。

我慢の限界が来たので店員にことわって店を出ることにしました。

フレンチのフルコースや懐石料理を頼んだのであれば待つ時間も楽しみのうちと考えられますが、カフェ系の店で30分以上待つというのは予想もできません でした。小麦粉からこねて焼いていたのでしょうかねえ?

結局違うランチバイキングの店を見つけて、14時の講演会は諦めてたらふく昼ごはんを食べてから最寄駅のことでん片原町の駅に向かいました。


ことでん片原町

香川で暮らして6年になりますが、初めてことでんに乗るので少しわくわくします。

天気もよくて、先ほどの店のせいでささくれだった気持ちが落ち着いてきました。

つづく

4月24日
第13回 中四国眼科手術フォーラム出席 
4月4日に広島市で行われた上記フォーラムに参加しました。


中四国眼科手術フォーラム


特別講演のタイトルは「難症例の白内障手術」でした。
内容は小瞳孔、角膜混濁、チン小帯脆弱などに対する対応についてで、講師は函館の江口眼科病院の江口先生です。

特に目新しい対応策はありませんでしたが、豊富な経験をお持ちの講師ですので手術動画を交えてわかりやすく話して下さり良い復習になりました。

特に興味深かったのがチン小帯脆弱例に対する対応についてです。CTRは適応と挿入方法を間違えるとかえってチン小帯にダメージを与えて事態を悪化させて しまうこと、逢着リングは相当な熟練を要することをあらためて感じました。

逢着リングは糸の力のみでリングと嚢と眼内レンズを固定するため、長期的には糸が切れて落下する事態が生じます。

リングの日本の第一人者である徳田先生も最近は使わずに眼内レンズを直接逢着するように方針を切り替えておられるようですし、適応となる症例はごくわずか と考えられます。

いずれにせよ、チン小帯脆弱は術前の評価で気づくかどうかが大きいので他の難症例も含めて備忘録を。

・前房深度の左右差に注意。
・第一眼位だけで判断するな。
・マルイジンリングの操作にはNST(エレックス扱い)のマルイジンリング用のフックが便利。
・ベーラーで3点拡張し、手前だけリトラクターを掛けるのも方法。
・水疱性角膜症にROCK阻害剤が有効?


4月10日
ほりうち眼科クリニック内覧会 その3  
1階部分を一通り見せてもらい、バックオフィスの2階も見学させてもらいました。

一般に公開されている場所ではないのでここにアップはできませんが、とにかく倉庫が巨大で、今は何も置かれてないのでガランとしています。

勿体ないのでホームシアターを作ることを堀内院長にすすめておきました。

さて2階の見学をしていると、医療関係者ではないけれど見覚えのある顔に出会いました。

ほりうち眼科クリニックと当院を設計した新企画設計の建築士の皆さんです。

新企画トリオ

左のお二人は2013年3月9日の当欄でも登場しております。

一番左が白石建築士(当院の設計者とは別人)で、筆者の昔の同僚が開院したみかんこどもクリニック(愛媛県八幡浜市)の設計担当者です。この建築で数々の 賞を受けておられます。

真ん中が渡部建築士で、やましろクリニックの担当者です。スーツ姿でお会いするのは初めてで髪も短くしておられたので最初は気づきませんでした。

このお二人は当院にも見学に来られ、やましろクリニックでもお会いしました。内覧会では必ず見かける建築士ですね。

そして一番右がほりうち眼科を設計された高橋建築士です。
まるお眼科で学んだノウハウをすべて投入したとおっしゃっていました。 

まるお眼科は新企画設計が設計した初めての眼科であり人柱のようなところもありました。2番目の眼科であるほりうち眼科は当院より更にブラッシュアップさ れています。

この2件の眼科は開院に約3年のギャップがあり、この間に照明のLED化が急速に進んだので、ほりうち眼科ではLED照明がふんだんに使ってあるというこ とでした。まるお眼科の時はLEDの選択肢が少なく、値段も非常に高価だったのでこれが残念なところです。

新企画設計には3件目の眼科の候補もあるということなので、実現したときの内覧会が楽しみです。

終わり

4月7日
ほりうち眼科クリニック内覧会 その2
中は窓が大きく光が気持ち良く、椅子は下の写真では黄色味がかって見えますが、グリーンを基 調にしていて落ち着いた雰囲気です。

堀内眼科椅子

にしわき眼科クリニック院長からのお祝いが届いていますね。

堀内眼科西脇祝い

手術室に入ると顕微鏡はツァイスのルメラ。


堀内眼科顕微鏡

 
手術用ベッドは最新のメプロが入っていました。
背もたれがスライドするので小柄な女性でも枕の位置がぴったりになります。


堀内眼科メプロ

そして、ほりうち眼科クリニックでは硝子体手術も行いますので、白内障手術との兼用機コンステレーションがあり、

堀内眼科コンステ

カバーがかけられていますが、白内障手術専用機のインフィニティも置かれています。

堀内眼科インフィニティ

検査機器も充実しており、眼科クリニックとして足りないものは無い状態でした。

つづく

4月2日
ほりうち眼科クリニック内覧会
大学の後輩である堀内良紀先生が4月1日に愛媛県松山市にほりうち眼科クリニックを開院され まし た。 3月29日に内覧会が開かれましたので見学に行ってきました。

松山には松山城の近くに三越があり松山市駅直結のいよてつ高島屋まで大街道と銀天街というアーケード街で結ばれています。

その銀天街に平行した中の川通りという大きな通りにあるので高島屋方面から銀天街を歩いて中の川通りに出るとすぐに分かりました。

堀内眼科内覧会知らせ


これは中心駅である松山市駅から徒歩5分で松山市の一等地です。凄い場所に開院するんですねえ。

堀内眼科


実はほりうち眼科クリニックの設計を担当したのは当院を設計してくれた新企画設計です。担当者は異なりますが、新企画設計の建築にはどことなく似た雰囲気 があります。


 やましろクリニック

上の写真は 2013年4月22日の当欄でアップした宇多津の心療内科やましろクリニックの内覧会の時の写真です。このクリニックも新企画設計の建築士が設計してお られ親近感を感じる設計でした。

ほりうち眼科クリニックの入口です。柱に名前がかいてあります。


堀内眼科看板
では中に入ってみましょう。

つづく

3月30日
長谷川きよし コンサートレポート 番外編 勝手に眼科見学
さていつもと趣を変えてコンサートレポートをしましたが、会場であった国分寺ホールの近くに は吉田眼科があるので外観を勝手に見てきました。
 
吉田先生は高松の研究会などでよくご一緒しますが、筆者が参加するものにはほぼ出席しておられる熱心な先生です。

会場に早めにつくようにしたのは吉田眼科を見てみたかったという理由もあったのです。

会場から国道11号に出て高松方面に歩いていくと、大きな看板で吉田眼科⇒と道案内があるのでそれにしたがって右にまがり数分歩くと第二駐車場が見えてき ました。

診察終了時刻をとっくにすぎていますので広い駐車場に車は一台だけでした。

吉田眼科駐車場


更に進んだところで入口がみえます。

吉田眼科入口

木製の格子があり、当院の開院前に何度も見学に行った愛媛県西条市にあるやまもと眼科クリニックの建物を思い出しました。

看板です。


吉田眼科看板

看板側からの外観です。

吉田眼科正面

駐車場は広く、第一第二を合わせると30台以上停められるようになっていました。
また角地にあるので二方向から敷地に入ることができ、便利です。

機会があれば内部の見学もさせていただきたいなあ、と思いながら吉田眼科を後にして国分寺ホールに向かいました。

3月27日
長谷川きよし コンサートレポート その2
会場のライトが落ちて長谷川きよしが付き添いの方に手を引かれて入場し演奏が始まりました。

ギターもさることながら声の艶とのびはとても還暦を超えた人のものとは思えません。プロの凄味を感じます。

最大の目的であった「別れのサンバ」は最後の方に来るかなあと思っていたら3曲目にあっさりと演奏されました。毎回伴奏が違うのでコピーするファンから文 句を言われるとのことでした。

その後途中休憩をはさんで、会場が最ももりあがったのが「マシュ・ケ・ナダ」でした。最近では由紀さおりがカバーしたブラジルのスタンダードナンバーで す。

これをギター1本で歌うか?!という曲ですが、バックでサンバグループが演奏しているかのようなギターと歌に会場も手拍子で応えます。

後のMCでマシュ・ケ・ナダをギターを弾きながら歌うのは難しいと本人がコメントしていました。特に観客の手拍子が合わないと難しくなり嘘か真か「手拍子 を止めてください。」と頼んだこともあると言っていました。

ブラジル出身のシンガー、タニア・マリアそして本家と言っても良いセルジオ・メンデスの生演奏でこの曲を聴いたことがあります。この二人はバンドで の演奏でしたが、長谷川きよしのマシュ・ケ・ナダはギター1本でこの2人のバンドでの演奏に全くひけをとらないものでした。
 
そしてラストに1曲歌い、アンコール1曲で終了です。

視覚を奪われるというのは聴覚を奪われることと比べればハンディのうちには入らないでしょうが、それにしても盲目であるという凄いハンディを微塵も感じさ せない音楽家でした。



自分の備忘録に曲目をメモしておきます。
1部:虹のかなたに、君の友達、別れのサンバ、オブリビオン、透明なひと時よ、心ふるえるとき、愛の賛歌
2部:たそがれのビギン、歩き続けて、灰色の瞳、コムダビドゥ、死んだ男の残したものは、黒の舟唄、マシュケナダ、ラボエム
ec:夜はやさし

3月19日
長谷川きよし コンサートレポート 
3月14日に歌手長谷川きよしのコンサートに行ってきました。

コンサートとまるお眼科に何の関係があるんじゃい?と思われるむきもあるでしょう。

こじつければあながち無関係とも言えないのです。長谷川きよしをご存じの方ならここまで書けばなるほどと思って下さるかもしれません。

彼は緑内障が原因で2歳の時に失明した盲目の音楽家なのです。12歳でギターを始めて、ギターの弾き語りをスタイルとしています。

デビュー 「別れのサンバ」で鮮烈なをしたものの、一時音楽活動をやめて、鍼灸師をしていたこともあるそうです。

2年位前にyoutubeを見ていてたまたま長谷川きよしの別れのサンバ手元映像という動画に行きつき、その見事なギターに感動して、再々見ておりまし た。どうやらレコード会社がアップしたもののようです。

筆者はギターは弾けません。しかし素人にもこのレベルでギターを弾きながら歌う歌手がただ者でないことは分かります。また全く同じ演奏の伴奏者も写った引 きの映像がアップされていることから、逆説的にギターのレベルの高さがわかります。

最初は手元映像しか見ていなかったので盲目とはしりませんでしたが、何者なんだ?と検索して上記を知ったのです。


この長谷川きよしが高松の国分寺ホールでコンサートをすることが何日か前の朝日新聞に掲載されており、土曜午後の日程でしたのでこれ幸いと出かけることに したのです。 

長谷川きよしチラシ

開場は17時30分でしたが、他の目的もあり、初めていく場所でしたから早めに自宅を出て16時ころには会場に着きました。当日券を購入してから他の目的 を達した後に近くの図書館などを探索して戻ると、かなり人が増えています。

座席指定がないので私も列に並びました。少し早目の17時20分ころには開場されました。459席のホールですが、開演前には9割以上は埋まっている感じ でした。

驚いたのは観客の年齢層の高さです。40代後半の筆者でもこのホールでは若い方で、中心は60代ではないかと推測されます。筆者より若い人がいるときはほ ぼ家族連れで親御さんとの同伴と見受けられました。

これまで色々な演奏を見てきましたが、自分自身が年を取ったことを割り引いてもここまで年齢層が高いコンサートには初めて参加しました。

デビューから約45年だそうで、おそらくデビューの頃からのファンがずっと一緒に年齢を重ねているのでしょう。

医師もかくありたいものです、といささか牽強付会なオチをつけて、つづきます。

3月16日
中庭の梅
患者さんからの頂き物を紹介します。


中庭の梅


中庭に置くための梅の枝をいただきました。

大きさといい花の配置といい、当院の中庭のためにあつらえたかのような見事な枝です。

中庭の木や草の配置は白石建築士が計算しつくして決めているので、下手に他の物を置くとバランスが崩れて、センスの悪い庭になってしまう可能性がたかいと ころです。

しかしこの梅の枝は置いても違和感がなく、設計当初から計画に入っていたかのように感じます。

この場を借りてお礼申し上げます。

3月10日
竹細工の未
患者さんからの頂き物を紹介します。


未の竹細工

今年の干支である竹細工の未です。

くださった方は以前にアップした招き猫

招き猫

 昨年の干支である午の作者でもあります。

竹細工馬

この場を借りてお礼申し上げます。

1月16日
西讃地区漢方勉強会新年会出席 
1月15日に上記新年会に参加しました。

この勉強会は月に一度東洋医学の古典中の古典「傷寒論」を輪読するというもので4,5年続いているものです。

筆者は参加してまだ一年経っていません。非常に規模が小さく、アットホームな勉強会で、初めて参加したころは出席者は10人、その後1人が参加できなくな り今は9人での会になっています。

参加者は大半が内科・外科の医師、と思うとそうではあありません。
内科・外科医は3人だけであとは整形外科医、歯科医、薬剤師と専門分野はバラエティに富んでいます。

内科・外科医以外で漢方勉強をわざわざしようという方々なので逆にそのレベルは高く、正直なところ筆者は全く付いていけません。勉強会はおよそ2時間なの で、全く意味が分からない漢文とその解説を2時間座って聞かねばならず正直苦痛です。

なぜこんな苦行を続けているかというと「門前の小僧習わぬ経を読む」という言葉もあるように、出席を続けていれば自分で積極的に勉強しなくても少しは分か ることが出てくるかもしれないと期待しているからです。

こんな勉強会の新年会が単なる飲み会で終わるはずもなく、宴たけなわのころに漢方に関する小テストが毎年あります。

筆者の結果は壊滅状態で、予想通り最下位に終わりました。最下位でも記念品に各地の温泉の入浴剤が貰えたのは漢方研究会ならではでしょう。

勉強会で机に向かって座っているのは単なる苦行、テストは最下位ということで、のび太君の気持ちがよくわかるようになってきた今日この頃です。

1月5日
謹賀新年
本日から2015年の診療を開始しております。

干支色紙


上の色紙は旧年中患者さんから頂いた乙未歳(きのとひつじどし)
の色紙です。般若心経が写経されています。

この場を借りてお礼申し上げます。 

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