MARUO EYE CLINIC HOMEPAGE
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当院の近況2013
当院の近況2012
工事進捗状況
当院の近況 2014
12月22日
ムコスタ点眼液発売3周年記念講演会出席 その2
さて高松空港開港25周年記念イベントのくす玉割りが終わったところでその右側、国際線ロ ビーの方ではこれまた美女が何かを配っています。
美女の正体はミス沖縄でした。沖縄の特産物のブースもあります。頂いた袋の中には黒糖と各種沖縄のパンフレットが入っていました。
沖縄は学会や旅行で4,5回行ったことがあり、ぜひもう一度行きたい県です。日本にいながら異国情緒が味わえるよいところですね。
眼科の学会も沖縄で開催すると出席者がものすごく増えるそうです。
更にその反対側にも何やらブースがあります。
自衛隊のコスプレができるコーナーでした。ただし準備されているのは子供服だけのようです。可愛い水兵さん?が敬礼していますね。
飛行機の待ち時間は手持無沙汰ですが、よい暇つぶしになりました。
12月17日
ムコスタ点眼液発売3周年記念講演会出席
12月13日に上記講演会に参加しました。
会場は東京のホテルニューオータニです。
外来終了後高松空港に到着すると出発ロビーがざわついていて人だかりができています。何事かと覗いてみると、開港25周年 記念式典をやっている真っ最中でした。
空港の社長さんでしょうか?
そして「うどん県」副知事の「どうぞ。」のかけ声でくす玉が割られました。
マイクを持っている女性が副知事です。あとで調べると副知事は木内晶子さんで高松出身の女優さんでした。
ちなみにこの式典には出席してなかったもう一人の副知事である要潤さんはまるお眼科のある三豊市出身だそうです。
やはりタレントさんは華がありますね。
来年の干支
12月12日
来年の干支である羊の置物が届きました。
贈り主は容子医師の白内障手術の師匠である三好輝行先生です。
昨年のこの欄でも馬の置物をいただいたことを報告しています。
昨年同様、三好先生と作者である松本明慶仏師のゴッドハンドが手術中の我々夫婦に乗り移ることを願い手術室に飾ります。
三好先生有難うございます。この場を借りてお礼申し上げます。
12月8日
停電時対応訓練実施
11月28日に火災訓練をしたついでに停電時の対応の訓練を行いました。
昨年の9月のこの欄でも記載した通り、停電しても手術が続行可能なように
無停電装置に手術機械と顕微鏡を接続するだけではなく、自家発電機も手術室につながるように設計しております。
発電機は屋内では使えないので、外で発電し、手術室に直結するコンセントをさすように設計しています。
商用電源と発電機を切り替えてOKです。
ただこのシステムを完全に理解しているのは筆者だけなので、マニュアルと訓練が必要です。
昨年作ったマニュアルを見ながら職員が実際に発電機の切り替えをやってみたところ、マニュアルの一部に分かりにくいところがあることが判明したので書き換 えました。
このシステムが実際に稼働することがないことを願います。
11月28日
火災訓練実施
11月28日に火災訓練を行いました。
消火器の使い方の講習を受けた後、水の入った訓練用の消火器で的に当てる練習です。
結構な勢いで水がとびます。
誤作動した火災報知器のリセットの方法を聞いたり、実際に119番をして「訓練火災」と通報するなどして訓練を終えました。
普段つかうものではないので報知器のリセット方法などはうろ覚えになっていました。
11月11日
受付端末追加
当院はニデック社の眼科専用電子カルテNAVISを採用しており、受付から検査データ入力、 カルテ記入、会計まで全てNAVISで行っています。
事務部門には受付用と会計用に一台ずつ端末を置いており、ごく標準的な配備です。
ただ、院内処方ということもあり、患者さんが集中すると、事務処理が滞り待ち時間が長くなってしまうことがありました。
また診察室以外でもカルテを見たいという職員からの要望もあり、受付の端末を一台増やしました。
デスクトップを置くスペースは無いので、ノート型にしました。
これまでNAVISの端末はすべてNECのパソコンでしたが、富士通のパソコンになっています。
少しでも待ち時間を減らすために今後も人的、物的投資を続けていきたいと思います。
11月5日
第5回四国ダクリオセミナー及びゼータの会出席 その3
ダクリオミーティングの会場を抜け出し、今度はゼータの会に向かいました。
会場に着くとすでに特別講演は始まっていました。
講師は広島県のみやた眼科院長、宮田章先生で、メモをとらなかったので正確な演題は忘れましたが「眼内レンズの○と×」だったと思います。
宮田先生は開業医でありながら、眼内レンズの加速劣化試験などの研究もなさっているようで頭が下がります。
一番興味深かったのは眼内で濁ると言われて改良されたA社のレンズの実態でした。
以下備忘録です。
・改良後もグリスニングといわれるレンズの中心部の濁りについてはあまり変化なく、SSNGといわれる表面の濁りについては改善された。(もしかしたら逆 だったかも)
・着色レンズは色が濃いと暗所での見え方が悪くなる。薄い物ならほぼ問題なし。
人間の記憶はいい加減なので、メモを取らないと備忘録に書くこと自体を忘れてしまいます。
この講演で一番印象に残ったのは余興で見せてくださったみやた眼科のガレージでした。
ただの壁に見えるところが横にスライドして車の出入りができるように設計されており、ルパン3世などでみるようなからくりです。
みやた眼科の建物は建築界で色々と受賞しているということでした。
10月31日
第5回四国ダクリオセミナー及びゼータの会出席 その2
最初に出席したダクリオセミナーの特別講演は2題でした。
まず涙嚢鼻腔吻合術(DCR)の適応症例について鈴木眼科クリニックの鈴木亨先生が発表され、その後具体的な手技について鈴木先生の弟子、公立八女総合病 院の鶴丸修士先生が発表されました。
以下備忘録です。
・涙道の治療方針は鈴木先生作製のフローチャートをたどってチューブ挿入にするかDCRにするかを決めればよい。
・涙嚢腫瘍は悪性はもちろん、良性であっても全摘術を施行すべき。良性のものも悪性化する可能性があるので、全て取ってしまい、涙道はあとで再建すればよ い。
(涙道の大家である鈴木先生なら再建術にストレスがないからそう言い切れるのでしょうが、普通の眼科医には難しいことです。まあ普通の眼科医は腫瘍の手術 をそもそもしないですが。)
・鼻外法と鼻内法、どちらの方法であれ骨窓を大きくとることがポイント
・ノミを使うときは一挙に骨を取ろうとせずに薄く削るようにした方が結果的に能率がよい。
10月28日
第5回四国ダクリオセミナー及びゼータの会出席
10月25日に松山で開催された両セミナーに出席しました。
翌26日には第2回愛媛涙道手術手技研究会が開催されたこともあり、ダクリオセミナーの出席者は四国外の方も含め30名を超えていたようです。
四国ダクリオセミナーの発起人であり、当院涙道外来担当医でもある藤井先生も広島から参加されます。
開始時刻は19時で、全く同時刻に白内障手術の研究会であるゼータの会も同じく松山で開催されました。
5月31日に徳島で行われた第4回四国ダクリオセミナーも、松山で開催された白内障手術の研究会である眼科研鑽会と日程がバッティングしておりました。眼 科研鑽会の講師は
三好先生
でしたのでこの時は眼科研鑽会に出席したのです。
5月は白内障手術の会に出席したので今回は涙道の研究会に参加するつもりでいたのですが、ダクリオセミナーが22時終了予定でゼータの会が21時終了予定 でしたので、19時から20時までダクリオセミナーの講演を聞き、ダクリオセミナーを途中で抜け出して、ゼータの会の20時から開始の特別講演だけを聞い て21時からまたダクリオセミナーの症例検討会に戻るという昭和の売れっ子アイドル歌手のようなスケジュールを強行することにしました。
2つの研究会の会場は割と近かったのと、この手の会はだいたい予定時間がどんどん遅れていくのでで移動時間のタイムロスはあまり気にしないことにしまし た。
つづく
9月29日
当院の涙道内視鏡
2014年2月からフジイ眼科院長、藤井一弘先生を招聘して涙道外来を行っています。
涙道とは涙の排水溝のことです。
大泣きすると鼻水が出てくることで分かるように、目と鼻は繋がっています。
新鮮な涙が涙腺から分泌され、古い涙は涙道から鼻に排泄されています。
ところが、この排水溝が詰まる方がおられ、涙でうるんだり目薬をさしても治らないしつこい目やにがでる原因となることがあります。
この詰まった排水溝を広げるのに従来は盲目的に穴を拡張していましたが
日本で涙道内視鏡が開発されてから、穴を広げるのに内視鏡を使ってきちんと道を見ながら広げるという方法が可能になりました。
内視鏡といえば胃カメラが有名です。涙道内視鏡の原理は胃カメラと同じですが、太さと長さは全く異なります。
涙道に挿入する部分の直径は1oです。当然まがったり折れたりしやすく、
1本がウン十万円ですので、折れると大ショックです。
そして先日早くも曲がってしまったのが上の内視鏡。ちなみに正常のものが下です。
メーカーに修理依頼をしたところ修理不能との回答でした(T_T)。
スリットランプは自力で修理できましたが、こればかりはなす術がありません。
涙道内視鏡は現在2社から販売されており、当院はしなやかで折れにくいという評判の町田製作所のものを採用しました。
確かに折れはしなかったけれど、曲がるとはorz。
9月18日
放置農法メロン食べてみました
さて大きさは十分の放置農法メロンですが、中身は?
二つに切ってみると、見事に種と果肉とがあります。スカスカというわけではありませんでした。
食べてみると食感はまさにふつうのマスクメロンですが、甘味はごく薄く、やはり市販されているプロの作ったものと同じというわけにはいきませんでした。
最近の果物は筆者が子供の頃と比べて糖度の高い物が多いように感じます。改良に改良を重ねて野生種とは異なる味になっているのでしょう。
昨年はスイカで放置農法にチャレンジして、一個だけ甘さはそれなりのものが収穫できました。ただ/うj大きさはソフトボール大までしか育ちませんでした。
農業がいかにハイテクであるかを今回の放置農法メロンで実感しました。
9月12日
放置農法メロン
j自作エキネシアティーのついでに自作メロンの話題を。
まるお眼科の庭ではないのですが、自宅の庭に食べたメロンの種を埋めて放っておいたところ、発芽して蔓が伸び、いくつかは実がなりました。
ほとんどがテニスボール程度の大きさで実が落ちてしまったり、虫に食われたり、腐ったりした中で、一つだけ大きく成長してくれたものが下の写真です。
比較のために一般的な大きさのDVDのケースを並べてみました。
見栄えはともかく大きさは売り物にしてもよいくらいになっております。
中身はどうでしょうか?
9月8日
ハーブティー試飲
試飲です。
おおっ、エキネシアティーの味がします。まあ当然と言えば当然ですね。
しかし自分で作ったお茶は美味しさもひとしおです。市販のお茶より若干薄味ですが、これはお湯の量が多すぎたのかもしれません。
妻にも飲んでもらったところ、エキネシアの味がして美味しいという評価でした。
まだ株が増えてないので消費分を全て補うのは無理なのが残念です。
9月1日
ハーブティー作ってみました
6月5日の当欄でそのうち院内のハーブ、エキネシアでハーブティーをつくってみるつもりで すと述べた通り、作ってみました。
ネットに入れて乾燥しているところです。天気の悪い日が多かったのでカラカラにかわくまで2週間程度放置しておきました。幸いカビは生えていません。
お茶パックに入れて手もみして砕いたところです。
ではお湯を入れてみましょう。
ハーブティーらしい色がでています。
さてお味の方は?
つづく
8月25日
患者さんからのお土産
患者さんからお土産をいただきました。
妖怪ウオッチのキャラクターコマさんの絵です。
贈り主はもちろん小学生男子です。
妖怪ウオッチのことは詳しくは知りませんが、子供たちの間で大人気だということですね。ポケモンの時代は終わったのでしょうか?
調べてみるとコマさんは狛犬に憑依しており、岡山弁でしゃべるそうです。
O君ありがとう。
8月18日
その後の眼科専用電子カルテNAVIS
当院では手術室で電子カルテを見るために職員用のノートパソコンを手術室に移動して運用して おり ます。
ところが、最近手術室での接続で下のようなエラーが頻発するようになりました。
ピンボケなのでエラーメッセージは読みにくいですね。
「起動に失敗しました アプリケーションサーバーへの接続に失敗しました」
というメッセージです。
再起動したり、LANケーブルを接続しなおしたりして何とかなっていたのですが、とうとう端末の本拠地である診察室でもメッセージが出てカルテがつながら なくなりました。
診察の能率が落ちますので当院のNAVIS担当SE、ニデックのKさんに上記写真付きでメールを送りました。
すると1時間後に訪問してもよいか?という電話がかかってきました。
断る理由などあるはずもなく、きっちり1時間後にKさんが来てくださいました。
色々接続を確認したのち、おそらくLANケーブルのトラブルであろうという結論になりました。交換用のケーブルもすでに準備してくれていて、接続はできる ようになったのでこの状態でしばらく様子見をすることになりました。
このフットワークの軽さはちょっと感動モノです。
たまたま高松におられたということで実現したことなのですが、こういう担当者がいてくれると今後もNAVISを使い続けようという気になりますね。
8月11日
眼科用電子カルテ NAVISについて
7月24日の当欄で述べたとおり、当院の眼科用電子カルテNAVISが診療終了直前にフリー ズして しまいました。
翌日が学会だったので、ニデックの機械展示ブースを訪ねるとたまたま当院の検査機器営業のBさんの姿が見えました。
これ幸いとフリーズしたことを伝えると、すぐに電子カルテ部門のトップに取り次いでくれたので状況を詳しく伝えることができました。
またサポートセンターの電話受付が18時に終了するところが、18時を過ぎてからのトラブルであったためサポートセンターに電話がつながらなかったので時 間延長をリクエストするしました。要望が多いので何とかしたいとの回答を得ました。
当院は受付終了が平日は18時です。
これはクリニックとしては特に早くも遅くもなく標準的な時刻だと思われます。18時に受付終了の場合込み具合や重症度にもよりますが18時30分くらいま で会計にかかることもありますので、サポートが18時終了では実質サポートになりません。各地のクリニックが悩んでいたと思われ、これはなるべく早く改善 していただきたいところです。
その後の経過ですが、学会終了翌週には当院担当のSEのKさんが大阪から状況の聞き取り調査にわざわざ来てくれました。
更に7月末にはフリーズした原因を突き止め対策もきっちりと回答してくださいました。
他社の眼科用電子カルテはほとんど使った経験がないので、サポート面についての詳細は不明ですが、担当者がクリニックまで来てくれることはほとんどないと 聞いています。
何度も述べるようにカルテとしての出来具合は他社の眼科用電子カルテと比べて抜きんでたものはないと思われるNAVISですが、診療が完全に止まるような 大トラブルは開院2年で一度もありませんし、マイナートラブル時のサポート面も心強いものがあります。
8月4日
プール後の洗眼
先日プール熱の話題をアップしたので、プールつながりで、プール後の洗眼についてです。
50歳に近づきつつある筆者が小学生の頃にはプールで泳いだ後は目をよく洗うように、と指導されていました。
プールの水はご存じのとおり水道水より高濃度の塩素で消毒されていて充血しやすいので、泳いだ後に目に入った塩素を洗い流すことが目的だったようです。
しかし最近はプール後の洗眼はむしろ有害とされており、リンク先の
に しわき眼科クリニック院長日記
でもプール後の洗眼について考察されています。
子育ての常識が変化するので嫁と姑の間でいさかいが起こる、とはよくいわれますが、医学の常識も変化しております。
昔の眼科 はよく洗眼したものですが、今は液体が入った時以外眼科で洗眼することはなくなりました。涙の中の抗菌成分など役に立つ物質がすべて洗い流されるからで す。
この常識も新たな研究成果でまた覆される可能性はありますが、現時点ではプール後の洗眼は推奨されないということになります。
8月1日
季節の病気 プール熱
大学時代の後輩から7月23日に めざましテレビに出演するかもというメールでの連絡がありました。
東京で
雑司ヶ谷赤ちゃん・こどもクリニック
という小児 科医院を開院している後輩です。
実際画面に何度か登場しており、子供の夏風邪のうちヘルパンギーナが流行っているという内容のものでした。(以下画面は番組からの引用です。)
ヘルパンギーナは眼科とは縁が薄い病気なのですが、番組中のテロップで夏場によくある風邪として手足口病とプール熱も挙げられていました。
プール熱は咽頭結膜熱といいアデノウイルスが原因で生じる病気で、プールでうつることがあるので俗にプール熱と言われています。
風邪症状に加えて眼の充血とブツブツが出るのが特徴です。夏休み真っ盛りでプールに入る機会も増えると思います。
潜伏期間は約1週間ですから、プールに入って1週間前後で風邪症状と充血目ヤニなどがでたら、プール熱の可能性も考えてください。
第29回JSCRS学術総会出席
7月24日
7月11日(金)から13日(日)まで福岡国際会議場で開催された上記学会に土曜日から参加しました。
金曜日には外来終了後に出発の予定を組んでおりましたが、最後の会計の時に眼科用電子カルテNAVISがフリーズし、残り4人の患者さんの会計ができない という状況に陥 り、予定の電車には乗れないかもという危機が生じました。
端末の電源を落として再起動してもダメで、4人の方には後日清算をしていただこうか、としていた矢先にカルテが動き出し事なきを得て予定の電車に乗れまし た。
ホテルに着いたのは23時前で、外来の疲れもありすぐに寝入ってしまいました。
翌日、参加登録をしてまずはモーニングセミナーの会場に向かいました。参加したのは極小切開手術に対応した新型プリセット眼内レンズについてのセミナーで す。
以下は眼科医以外には意味不明の備忘録となります。
K社のレンズは筆者は使ったことがありませんが、加速劣化試験でグリスニングという混濁が生じにくく、3ピースタイプなので嚢外固定にも対応している定評 のあるレンズでした。このセミナーで知ったのですがループが 柔らかいので最近話題の強膜内固定にも適しているといことでとにかく素性の良いレンズです。
唯一の欠点が挿入に必要な切開幅が約2.8o程度と大き目だったことで敬遠していたのですが、今回インジェクターの改良により2.4oでの挿入に対応した のです。
他科の手術からすると0.4oなど測定限界以下の幅なのでしょうが、眼科の世界では0.4oはかなりの大きさです。手術創は小さくて悪いことは何もないの で今回の改良 は眼科医にとっても患者さんにとっても朗報です。
新製品は左 手でインジェクターを回転する操作は不要で、プッシュ式のプランジャーなので右手も回転の必要はなくこの点は楽そうでした。
インジェクターでの眼内レンズ挿入が標準的になって以来、メーカー毎にセッテイング方やインジェクターの回転のやり方が異なり術者の頭を悩ませています。 下手をすると同じメーカーでもレンズによって違うので、セッシで折りたたんで入れていたころより新しいレンズの導入には敷居が高くなりました。しかしこの インジェクターならプリセットなので複雑なセッテインングを覚える必要はなく、インジェクターの回転もないので新規導入の抵抗が減ります。
ただ創口への挿入そのものにはコツがあり、左手で眼球にカウンタープレッシャーをかけるか、インジェクターそのものを左手で押さえつけるような操作が必要 だということでした。
院内のハーブ続報
7月14日
6月2日に当院のコリアンダーを紹介しました。
コリアンダーは一年草なので一度枯れてあとは種から増えていきます。
枯れたコリアンダーの種があまりにも多かったので、種まき用に収穫するだけではなく、そこのバークチップの下にばらまいておきました。
なにやら芽がたくさん出ています。
アップにすると上の写真のようになっています。
いきなり同じ雑草がこれほどはえてくるとは考えにくいし、今まで見たことない草ですので、おそらくコリアンダーが発芽したものと思われます。
試しに少しちぎってすり潰して匂いを嗅いだら間違いなくコリアンダーの匂いでした。
昨年植えたのは2株でしたが、これがすべて成長してくれたらコリアンダー畑になりそうな数です。
またその後を報告したいと思います。
建築士からのお祝い
7月7日
7月2日に開院2周年を迎えた旨報告いたしました。
当院を設計し、
ロゴマークを考案し、
インテリアコーディネイトまでしてくださった、
新企画設計
の白石建築士から2周年の祝いの花が届きました。
白石建築士とは連れ立って各地の眼科を見学し、遠くは大分県まで行った仲です。
眼科クリニックの設計は初めてながらデザイン、機能ともに満足いくものにしてくれたことに感謝しています。
開院2周年
7月2日
2014年7月2日、当院は開院2年をむかえました。
当ホームページのアクセス数も2万5千を超え、コミュニティバスのバス停「まるお眼科」が新設されるなど、それなりに認知されてきたことを実感しておりま す。
今後も三豊・観音寺地区の地域医療に貢献できるよう努力してまいります。
カラコン新製品
7月1日
カラコンによる角膜障害の患者さんが増えています。
マスコミでも大々的に報道された通り、粗悪なカラコンが市場に出回っているせいでしょう。
リンク先である
にし わき眼科クリニック院長日記
でも西脇院長が何度かカラコン障害について考察しています。
そんな中、国産コンタクトのトップブランドであるメニコンさんからついに本日カラーコンタクトが発売されました。
その名前は「
Rei
」です
実際に装用したところを見てみましょう。メニコンさんは昔からコンタクトレンズを作ってきたメーカーですのでド派手なレンズデザインにはせず自然な見た目 を狙っています。
今回は差がよくわかるように片目はカラータイプ、もう片目は透明タイプを装用しています。
どちらの目にReiが入っているかお分かりでしょう。
右眼がRei装用眼、左眼が透明コンタクトレンズであるマジック装用眼です。
モデルは筆者です。右半分はイケメンになれたでしょうか?
(アレルギーがあるので右眼が充血してるのはご愛嬌です。)
カ ラコンの中には目に接触する部分に色素を塗っていてしかもそれがこすると取れる、という恐るべき物もあるようです。
きちんとしたメーカーの作るカラコンの普及を願ってやみません。
松山今昔
6月16日
さてたてまつ眼科をあとにして、今度はすぐそばの同級生の実家に向かいます。
ここもアポなしですのでお留守なら香川のお土産と名刺だけ置いて帰るつもりで呼び鈴を鳴らしてみると。お父様が出てこられ新聞の勧誘とまちがわれてしまい まいした。けれども「愛媛大学卒業生の圓尾と申します。」と言うとすぐに分かってくれたようで、お母様に取り次いでくださいました。
お母様の方は私の顔をよく御存じですのでいつも通りの笑顔で迎えてくれます。
同級生は大活躍中のようで雑誌の記事に登場しているのを見せてもらいました。
数か月前に食事を一緒にしたことがあるのですが確かに充実した日々を送っているようでした。頼もしいですね。
時間も迫ってきたので挨拶もそこそこに、会場方面に向かうと信号待ちで三世ペインクリニックの看板が眼に入りました。
麻酔科研修時代に指導してくださった先生がこれまた開業なさっているようです。
時の移り変わりを感じた松山行となりました。
たてまつ眼科クリニック
6月9日
愛媛大学の眼科同期の立松先生が松山市内で
たてまつ眼科クリニック
を5月21日に開院されまし た。
内覧会は17日の土曜日で外来があるため残念ながら参加できませんでした。
しかし5月31日に松山で眼科研鑽会に出席することになっていたので、外観だけでもみてこようと行ってまいりました。
たてまつ眼科のあるところは仲の良かった愛媛大学の同級生の実家のすぐそばであり、麻酔科研修時代に住んでいた地域でも あり、非常に馴染み深いところです。
よく買い物に行っていたエフコというスーパーの跡地がたてまつ眼科になっておりました。
写真も撮ったので、同級生の実家に土産でも渡しに行こうとしていると、何と立松院長がたまたまクリニックから出てきました。診療時間はとっくに過ぎており ましたが、残務処理のためにまだ院内に残っていたようです。
これは良い機会ということで、見学を頼んでみました。しかしとても忙しそうで「勝手にみといてくれ。」と放置プレイでした。
実はたてまつ眼科は某社の電子カルテを導入しており、これがトラブルを起こして開院初日は何と紙カルテで運用したそうです。この日はちょうど開院1週目で したが、既に2回サーバートラブルが生じたとのこと。
確かにその状況でアポ無しの見学者を相手にしている暇はないでしょう。
当院が導入しているニデック社の眼科用電子カルテネイビスでは幸いいままでのところ診療がストップするほどの大トラブルに見舞われたことはありません。
しかし明日は我が身で電子カルテを運用する限りは常にトラブルの可能性はついてまわります。
院内の写真撮影の許可はもらいましたが、内覧会のように公開された日ではないので内部の写真は上の開院祝いだけアップします。
同じく眼科同期で当ホームーぺージのリンク先であるにしわき眼科クリニック院長からのものです。
院内のハーブ2
6月5日
クリーピングタイム、コリアンダーの他にはエキネシアというハーブもあります。
これも同じ種物屋さんで見つけた苗を植えたものです。
エキネシアは嘘かまことか免疫力をアップするといわれており、お茶や飴も作られています。
免疫への効果があるかどうかはともかくエキネシアのお茶は美味しいので、風邪をひいたときにおまじないよりはましだろうとよく飲んでおりました。
苗があるのに驚いて、試しに買ってみたら根付いて花まで咲かせてくれました。
お茶になっているものしか見たことありませんでしたが、菊科の植物なので、花は菊に似ています。 エキネシアはタイムと同じく株分けで増やせるようなの で、もう少し増えたら自家製のハーブティーを作ってみるつもりです。
院内のハーブ2
6月2日
さて前回はクリーピングタイムについてアップしました。
当院にはほかにもハーブが植えてあります。
上のハーブはコリアンダーです。タイではパクチーと言います。
タイのスープ、トムヤムクンやベトナムの生春巻きなどに入っていますね。ものすごく癖があるので日本人は苦手な人も多いようです。
しかし子供のころから紫蘇やパセリ、春菊、セロリなどの香草や野菜好きの筆者は初めて食べたときにその刺激的な香りにノックアウトされてしまいました。
日本人向けのエスニック料理屋ではコリアンダーが入っていたとしても申し訳程度であることが多く、物足りなさを感じる程です。
2013年の8月5日の当欄ではホテルの朝食に中華粥があってコリアンダー入れ放題だったので喜んで食べている記事がアップされています。
コリアンダーは激烈な香りの割に花はかわいらしく、ちんまりとしています。
クリーピングタイムを買ったときにハーブコーナーにあるのを種物屋さんで見かけて何気なく植えたらかなり元気よく生い茂ってくれました。
残念ながらタイムと異なり一年草らしいので、種を取って植えないと来年はコリアンダーはなくなってしまいます。
来年にこの花が咲いていなければ種取りを忘れたのだと思ってください。
ガーデニング
5月29日
昨年9月のこの欄でハツユキカズラを院内の駐車場に植えた話をアップしておりました。
その後クリーピングタイム、コリアンダー、エキネシアというハーブを植えてみたところ、すべて根付いて元気よく育っています。
近くの種物屋さんのクリーピングタイム全てを大人買いして植えたところ2種類の株のうちの葉っぱの大きい1種類が特に生い茂ってアフロへアのようになって おります。
もう一種類の小さい葉の方は大きさはそれほどでもないですが、とにかくたくさんの花をつけています。
この勢いが持続してくれれば庭をすべて覆い尽くしてくれて、雑草の生える余地が少なくなるかもしれません。
もともと建築士はヘデラという蔦を植えるようにしてくれていたのですが、当院の土や日当たりに合わなかったのか数本を残して全滅しました。
代わりに植えたハツユキカズラも枯れはしていないものの、地面を覆い尽くすまでの勢いは全くありません。
その点このクリーピングタイムは前途有望です。そこで今年も種物屋に苗を買いに行ったのですが、2鉢しか在庫がなく、入荷予定もないということでした。
そこでネット通販で40株購入し隙間に植えていきました。
またクリーピングタイムは種だけではなく、株分けでも増えるそうですので、アフロヘア状態の中心を根っこごと引き抜いて、地面に植え付けもしてみました。
株分けするために引き抜くと何ともより香りが漂ってきます。
職員が勝手に摘んで料理につかっていたので、地面を覆い尽くすまでは待ってくれと注意しました。
根付いてくれるかどうか楽しみです。
VAIOのSSD交換人柱日記
5月26日
さてVAIO、VPCF14AFJのハードディスク交換成功に気をよくした筆者はついでにSSDにも交換してみようと思 い立ちました。
いろんなメーカーからさまざまな容量のものが出ています。
中身が東芝製でランダムアクセスが早いという評価のSSDをアマゾンで購入しました。
かなり贅沢ですが、絶対に成功させたいことと新しいパソコンを買うよりは安いことから元のハードディスクより容量の大きい512GBのものにしました。
さらにハードディスクのクローンを作成するソフトのついたハードディスクケースも購入しました。
ケースにSSDを入れて、クローン作製ソフトをインストールしたパソコンとUSBで接続しクローンを作製します。
あとはクローンになったSSDを前回の記事と同様にパソコンに取り付ければうまくいく、はずだったのですが、何とクローンの作成に失敗しました。
原因は不明ですし、もはや探究する気力も能力もありません。
やけくそになってまたもやリカバリディスクによるリカバリを行いました。
リカバリそのものはうまくいき、さすがSSD、起動も終了もハードディスクとは比べ物になりません。
しかしここからウインドウズアップデートやソフトの入れ直し、アクティベーションなど、すべてやり直しです。わずか2,3週間で3度のリカバリで辟易とし ました。
さらにこの時期にインターネットエクスプローラーのセキュリティーホールが見つかって、他のブラウザを使わねばならなくなったりと、とにかくパソコン関係 にたたられた数か月でした。
IT責任者が院内に欲しいものです。
ハードディスクのクローン化は失敗しましたが、VAIO、VPCF14AFJにCFDの上記SSDは搭載可能ということで、人柱日記は終了です。
パソコンの不調
5月20日
3月から4月にかけて、当欄の更新ペースが落ちておりました。
愛用しているウインドウズ7搭載のVAIOのVPCF14AFJの不調に、自分の不調のダブルパンチでなかなか更新ができませんでした。
自分の不調は単なる風邪だったようです。
パソコンについてはとにかく動作が重く、漢字変換をするためにスペースキーを押すと変換に2秒くらいかかるようになってしまいました。そのうちキー入力そ のものも反応が遅くなり、ネットで調べた対策を色々してみたところ、さらにタッチパッドの動作までおかしくなりました。
やむを得ずハードディスクのリカバリ領域からリカバリをしてみたものの、やはり動作が不安定です。
ウインドウズ8.1への買い替えも考えましたが、慣れないととにかく使いにくいOSなので何とか今の7を使い続けたいところです。
保証期間もちょうど過ぎたところだったので思いきってハードディスクの交換をしてみました。
まずは手持ちの使っていないポータブルハードディスクを分解します。
続いて、パソコンから内臓ハードディスクを取り出します。
2,3年前に2003年に買ったXP搭載のダイナブックのハードディスクを交換した経験があり、分解に相当苦労した覚えがあります。
しかしVAIOのこのモデルはメモリー交換に毛が生えたくらいの手間で内臓ハードディスクを取り出すことができました。それらしいところのねじを外してプ ラスチックのふたを取るともう見えています。
ハードディスク本体は金属製の取り付け金具にねじ止めされていますのでこのねじを外して、先ほど外付けポータブルハードディスクから取り出したハードディ スク本体を取り付け、あとはフィルムの逆回しのように取り付けておしまいです。
当然、電源コードは抜いておきバッテリーも外しての作業です。
あとは購入時に作っておいたリカバリディスクでリカバリを行うと、タッチバッド、キー入力、漢字変換とも問題なく動くようになりました。
しかしここからウインドウズのアップデートをしたり、セキュリティーソフトなどのソフトを入れなおしたりと大変な時間がかかりました。特にウインドウズ アップデートで何度やっても失敗する項目が出て、解決に手間どりました。
やっとまともに使えるようになって、めでたしめでたしで終えてておけばよかったのですが、スリットランプに修理もハードディスク交換も上手くいき調子づい ていた筆者は「毒を食わば皿まで」、とハードディスクをSSDに交換することを決意してしまったのです。
お約束ですが、ハードディスクの交換は自己責任で。当欄が推奨するものではありません。
スリットランプ修理記 後日談
5月14日
自力でスリットランプを修理して次の涙道外来を待っていた筆者です。
ある日手術を終えて外来に戻ると出入りのディーラーさんが来ておられます。
「SL120のトランス、交換しときました。」ですと〜。
びっくりして「え〜っ。せっかく自分で修理したのに。ウン万円かかるんしょ、元に戻してください。」と言うと。
「いや、無料になりました。顎台からリード線が出ているからびっくりしたんですけど、トランスも修理したんですか?どうやって?」と尋ねてくるので
「スイッチ買って取り替えました。電源いれてい見てみてください。」と言うと「お主なかなかやるなあ。」というか、「そこまでやるか。」という感じで笑っ ておられました。
魔性の女カールツアイスは蓋を開けてみると「才長けて、見目麗しく、情けあ」る一生添い遂げたくなるような良い女性だったというオチでした。
本当の終わり
スリットランプ修理記 その6
5月8日
あとは赤黒の平行ケーブルをトランスに接続するだけです。
トランスから固視灯への電源供給はRCAピンプラグです。
VHSビデオ時代にビデオデッキとテレビを繋いでいた赤白黄色のケーブルの規格ですので、余っているケーブルをちょん切ってくっつけることも考えました。
その他に何か使えそうなものは無いかと探すと、アンテナ線とテレビを繋ぐ同軸ケーブルをピンプラグに変換するプラグが院内にありました。
これを赤黒のリード線に上手くつなげばよいわけです。
そこて余っているアンテナ用同軸ケーブルからプラグを取り外し赤黒のリード線をはんだ付けしました。
後は先ほどの変換プラグを差し込んで終了です。
修理が完了したところが下の写真です。
画面の真ん中上方で黄色く光っているのが固視灯、右下の蛍の光のような緑色がパイロットランプです。
自分がまた修理をすることがあった場合の備忘録として、あるいは日本のどこかに自分で修理しようという眼科医がいるかもしれませんので、その人柱として今 回の一連の記事をアップしてみました。
記事では整理して工程をアップしていますが、くみ上げの順番をミスして一度半田付けしたものを外し直したりと紆余曲折もあったので、構想なども含めると物 凄い機会費用を費やしてしまいました。節約になっていないのでは?という疑問もあります。
しかし「子供の科学」や「初歩のラジオ」などを読み漁っていた少年の心が自分で修理せよと叫ぶのです。やり遂げた充実感も味わえました。
終わり
となる筈だったのですが。
スリットランプ修理記 その5
4月28日
ここまでくればあと一息。
ダイキゆめタウン三豊店に行って一番細い平行ケーブルを買って端子に半田付けしました。
ここで問題発生。
このケーブルがブルーの本来のケーブルより太目のためソケットに端子が収まり切らないのです。
無理やり押し込みリング状のねじで蓋をしましたが、道具もキチンとしたものがないので締め込みはできません。
まあ固視灯で上からおさえ付ければ外れることは無いだろうと妥協して
顎台のポールにリード線を通したところです。
反対のポールも取り付けました。
さてポールを土台に取り付ける前にこの平行ケーブルを土台の穴に通さねばなりません。
しかしここでまたも 問題発生。
先ほども述べたようにケーブルが本来の物より太いのでケーブルを通すために土台に開けてあるスリット状の部分には入らないのです。
上から入れるのは無理なので円い穴の部分に針金を突っ込んでポール用の穴から出して、それをケーブルに結び付けて引き出してみました。
何とか成功。
顎台を仮り組みして、トランスの電源供給端子にむき出しのリード線を直結して固視灯を差し込みスイッチを入れてみたところ点灯しました。
ばんざーい。
つづく
スリットランプ修理記 その4
4月21日
スリットランプの顎台を分解していきます。
おでこをくっつける金具を取り外しました。右側の穴が接点で、左の穴は単なる固定用の穴です。
裏側からみたところです。
左右に固視灯が付けられる様に反対側にも同じ部品がありソケット同志がブルーの細い平行ケーブルで接続されています。
ソケット部分は固定はされていないので引っ張るとあっさり外れます。
しかし端子そのものはソケットにリング状のねじで固定されており、これを外す道具は持っていません。ラジオペンチの先やニッパの先を切欠きに差し込んで回 してみました。
苦労を重ねて何とか外したところです。
端子をじっくり見てみてもトランスへと続くはずのリード線が途中で切られた様子は無く、半田を外した様子もありません。
同じ車種の車にも寒冷地仕様があったりと細かなバージョン違いがあるようにこのスリットランプも固視灯のリード線のないバージョンがあったのでしょうか? 不思議です。
つづく
スリットランプ修理記 その3
4月13日
「ロッカースイッチ 1855」でググってみると、ジャジャーン
http://jp.rs-online.com/web/p/rocker-switches/1336265/
正にそのものというスイッチが検索できました。仕様書で大まかにサイズを確認するとまず間違いなさそうです。
通販で送料込でも1000円しませんでした。
早速購入してさあ取り付けだ、と勇んでみるとなんと端子が刺さりません。
左が元のスイッチ、右が新たに購入したスイッチでスイッチの端子の幅が全く違うのです。よく仕様書をみると1855と言うスイッチには端子形状によって更 に細分類があるのです。しかも左のタイプはネットで検索しても出てきません。
半田付けも考えましたが、この手のスイッチは耐熱樹脂を使っていないので、半田付けは推奨されないというものが多いようです。
仕方ないので大変な苦労をしながらニッパで端子を半分に切り取りました。
これでリード線側の端子がスイッチの端子に刺さるようになりました。
少し刺さりが浅いけれども、振動のある場所で使う訳ではないので大きな問題にはならないでしょう。
配線してスイッチを入れるとキチンとパイロットランプが点灯しました。
次は固視灯です。
つづく
スリットランプ修理記 その2
4月11日
さて自力で修理を決意したら早速分解です。
トランス部分を台から取りはずしてケースも取りました。
リード線はスイッチに半田付けされているのではなく圧着端子のプラグが差し込まれていて手で外せます。
スイッチの端子とリード線が元に戻せるように番号を振っておいて外しました。
スイッチそのものはねじ止めではなく、でっぱりで固定するものなので強く押すと外せます。
さてこのスイッチ自体はツアイスが作っているはずもなく、同じものを入手できれば問題は解決します。
手がかりを探してみます。横に向けると「1855」という数字が刻印されています。
このタイプのスイッチはロッカースイッチという名前だというのは事前調査で分かっていましたので「ロッカースイッチ 1855」でググってみました。
つづく
スリットランプ修理記
4月8日
2月から涙道外来を開設し、その日の2診は藤井先生が担当になります。
容子医師が1診を担当しますので、筆者は暗室に臨時で設けた3診での診察を行います。
ここで活躍するのが2012年11月のこの欄で登場の衝動買いしたスリットランプSL120です。購入した時には特に使う予定はありませんでしたが買って て良かった。
しかし機械というのは使わないと調子が悪くなるもの。いつの間にかスイッチのパイロットランプが点灯しなくなっており、消し忘れに気づかないことが再々あ りました。
通常なら固視灯をパイロットランプ代わりの目印にもできるところですが、何故かリード線が出てきておらず点灯しないので、これも無理。
出入りのディーラーを通じてカールツアイスに修理を依頼すると、スイッチ交換にウン万円と言われてしまいました。トランス全体を交換しても同じ値段で、固 視灯は修理不能とのことです。
プギャー。スイッチ1個にウン万円とは。
カールツアイスは眼科光学機器メーカーのトップブランドで、その性能と信頼性は他の追随を許しません。その分かかるお金も半端ではないのです。この SL120は通常のルートとは異なるルートで購入したので、仕方ない面もありますが、にしても・・・・・・。
カールツアイスを人間に例えるなら魔性の女。近づいたら火傷をすることは頭で分っていても、その余りの魅力に心が抗えないので す。
実際当院でも1診、2診、3診、手術顕微鏡と全てツアイスのもので揃えています。
スリットランプは日本性の優れたコピーモデルもあり、元祖と比べると安価で、見学に行った複数の医院で採用もされていたので開院当初に導入を考えたのです が、やはり本物の魅力には勝てませんでした。
手術顕微鏡についてはそもそも眼科でツアイス社以外のものが稼働しているのを見たことがありません。自分が勤務した病院、見学した眼科全てにツアイスの物 が入っていました。
同じくドイツのライカ社や日本性ならトプコン社の物も良い評価は聞くのですが、何せポルシェ一台分の買い物です。使ってみて気に入らなければ買い直すとい う訳にもいかず、少々高くてもツアイスにするしかないのでした。
それにしてもスイッチ1個にウン万円ですよ。(しつこいって?)
悪女に貢ぎ続ける愚かな男から脱するためには自力で修理するしかないと意を決しました。
つづく
バス停「まるお眼科」
4月5日
さて4月1日にアップしたバス停「まるお眼科」は勿論エイプリルフールではなく、本日も存在します。
上の写真の通り2014年4月1日から財田・高瀬線にバス停「まるお眼科」が新設されました。
三豊市民の皆様からの要望に市側が応えてくれての新設となったのです。
これまでは「ゆめタウン」がまるお眼科の最寄のバス停でした。
ゆめタウン三豊と当院は隣り同志ですが、バス停「ゆめタウン」は残念ながらゆめタウンの敷地の中でも当院からは最も遠いところにあります。
巨大ショッピングモールなので迂回するにせよ、敷地を突っ切るにせよご高齢の方が歩くには少し遠い距離でした。
財田・高瀬線沿線の皆様は是非ご利用下さい。
新たなバス停
4月1日
ゆめタウン三豊とまるお眼科の間の道を三豊市コミュニティバスが颯爽と走って来ます。
そしてバス停に降り立つ乗客が一人。
乗客とバスが去ったバス停です。
寄ってみましょう。
バス停の名前は何と
まるお眼科。
これはエイプリルフールでしょうか?
つづく
干支の竹細工
3月17日
患者さんから竹細工の馬を頂きました。
以前この欄で竹細工の招き猫をアップしました。
今回も勿論同じ方からのプレゼントです。
作者が同じなので馬と猫ですが何となく雰囲気が似ています。
3月10日
三豊・観音寺地域医療講演会 参加
2月28日に三豊総合病院で行われた上記講演会に参加しました。
演題は「感染症の漢方治療〜今年の風邪は漢方で〜」でした。
講師は十全総合病院内科の浅羽宏一先生です。略歴紹介によると浅羽先生は愛媛大学の講師を務めておられたこともありますし、十全総合病院は容子医師の昔の 勤務先でもあるので、親しみがわきます。
演題も眼科医でも自分や家族が必ずかかる風邪の処方ですので、関心を持てます。
まずは風邪の定番、葛根湯から解説が始まりました。解熱剤使用群と葛根湯を代表とする漢方薬投与群でどちらが早く風邪が治るかという比較や、なぜ漢方は食 前や食間に服用しなければならないかという理由をグラフを使って明確に示していかれました。
演題からして当然のことながら解熱剤使用群より漢方使用群の方が早く風邪が治るというデータでした。
食前に服用する理由は漢方の主成分であるアルカロイドは酸性下では吸収率が低くなるので血中濃度を保つためには胃酸が分泌される食後にのむよりはすきっ腹 で飲んだ方がよいからということでした。
その後は漢方の歴史的な話題になりました。
人間以前に動物も本能的に野生の植物を薬として使っているというのはわかりますが、なんと猿には医者もどきがいるそうです。
若くて知識のない病気の猿に「あの草を食べろ」というような指導をする年配の猿が群れの観察で見られ、その草は漢方薬につかう「黄連」だったということで す。猿の医者もあなどれないですねえ〜。
ギリシャ医学と漢方の類似性などの話題、経験論的に得られた最古の感染症マニュアルである傷寒論には陰陽や五臓の概念は無いという話など、普段の医療講習 会では聞けない話題でした。
傷寒論の時代には113しかなかった処方が宋の時代には2万を超えてしまい、一対一対応的な処方論では処方が不可能になって、なんとか処方の理屈をつける ために陰陽五行説を絡めて説明しようとしたということでした。
陰陽五行説がからんでくると、とたんに漢方へのハードルが上がるのでこの情報は福音でした。
その後はソシュールの言語学に端を発する構造主義の理論を漢方に応用する構造主義漢方医学の解説に至りました。
これだけ聞くとエライ難しそうですが、漢方薬に入っている生薬の組み合わせで使える病状を考えるということで、陰陽五行説よりはとっくみやすい考え方でし た。
一口に風邪といっても色々な処方が考えられますが、筆者が一番興味を持ったのは咽頭痛に効くという「桔梗湯」で、今度の風邪には是非使ってみたいと思いま す。
な急性期には漢方のエキス剤は2包を一度に服用し、その後2時間おきに1包ずつ追加で飲むのがよいとのことでした。
3月3日
第一回涙道外来終了
2月26日(水)午後に以前当欄で告知した通り初めての涙道外来を行いました。
担当の藤井一弘先生が2月6日に広島県福山市で
フジイ眼科
を 開院されたこと、開院まえの内覧会に筆者が参加したことは全5回でアップした通りです。
第一回目でアウエイのクリニックで、慣れないスタッフという悪条件であるにもかかわらず、適応患者さんに鮮やかにチューブ挿入を施行して下さいました。
涙道外来は完全予約制ですが、藤井先生がまるお眼科に診察にいらっしゃると聞きつけた患者さんが飛び入りで来院されました。
予約患者さんだけで手いっぱいだったので残念ながらお断りせざるを得ませんでした。
藤井先生は自院の診療で大変お忙しいところをおして当院の外来をして下さっています。涙目でお困りの患者さんはまずは常勤医師の診察を受けて頂いてから必 要と判断した場合に涙道外来の予約をいたしますので、ご理解をお願いいたします。
フジイ眼科探訪記 その5
2月26日
フジイ眼科を出た後はバスで福山駅に向かいました。バス停は手間土手東でクリニカルモールの敷地を出 て道を渡るとすぐにありました。
これは便利ですね。
この日は福山の産婦人科に勤務している愛媛大学の同級生と食事をする約束をしておりました。
行った店は下の豆腐料理の店です。
入口の下の灯篭などが高級感を漂わせています。
一見ではとても入れる雰囲気ではないですね。
しかし、中に入ると普通の居酒屋でカウンターに座ると向かいの壁一面にメニューが貼ってあり、好きなものを注文する形式でした。
ここは食の好みが大変似ている妻のおすすめだったので、何を頼んでも美味しく福山に行く機会があればぜひまた立ち寄りたい店でした。
上は生まれて初めて食べたくわいチップスです。カラッとあがっているので油っこくなくあっさりしており、くわいのほのかな甘みと苦味のバランスが絶妙でし た。
同級生と会ったのはは4年ぶりくらいと思われます。近況報告や昔話で盛り上がりあっという間に予定の新幹線の時間になってしまいました。
途中道に迷いかけたものの無事予定の新幹線に乗り、福山を後にしました。
終わり
フジイ眼科探訪記 その4
2月24日
サーバールームです。
物凄く広いですね。
電カルを入れるなら必須と言われるサーバールームですが、設けてない施設も見学に行った中にはありました。
このサーバールームは見た中では一番贅沢な広さで、エアコンも取り付けてあります。しかし、サーバーがダウンすると、診療所の機能が全て麻痺しますので、 サーバー様のためならこの広さとエアコンもあながち贅沢とも言えません。
自分に絵心があれば大きな羽の団扇を持った美女に扇いでもらいながら椅子にふんぞり返って氷菓子をたべているコンピューターのイラストでも描くところで す。
観葉植物の後ろにあったので見逃していましたが、キッズコーナーも設置されていました。
結局内覧会終了後まで村田先生と居残りをして院長室などバックオフィス部門も見せて頂き、フジイ眼科を後にしました
つづく
フジイ眼科探訪記 その3
2月20日
リカバリールームには椅子などがまだ搬入されていないためガランとしています。
手術準備室はかなり広くとってあります。
壁際には白内障手術をするなら必須であると筆者がお勧めしたプレバキュームタイプの滅菌機械が設置されています。
反対側にはカセット型の高速オートクレーブがあり、
その横には当院からの開院祝い第二弾である手術機械を入れた箱が置いてありました。
ゴミと間違えて捨てられてはいけないので名刺を貼り付け「お祝い」と書いております。
この箱を見た村田先生から「手書きだし。」と言われてしまいました。
しかし、ボロは来てても中身は錦、箱の中身は定価ウン十万円の手術道具です。
花より団子で実用性の高いものをお祝いにした次第です。
2月17日
第フジイ眼科探訪記 その2
処置室です。
当院から開院祝いとして嫁入りした処置ベッドがあります。まるお眼科よりフジイ眼科に置いてある方がしっくり来るように感じます。
手術室周りを見てみます。
手術室には当院と同じく見学用の窓が設けてあります。
外来側から白内障手術機械のインフィニティとツアイス社の手術顕微鏡、そして2つの間に涙道内視鏡が見えます。
三豊総合病院の前任と後任の2ショットです。
手術室側から外来側を見た写真です。
手術用顕微鏡は当院のVISU150の兄貴分のVISU160でした。
ツアイス社の手術顕微鏡で一番人気のルメラは見え方が気に入らなかったということであえてVISUを選んだそうです。
つづく
2月14日
雪再び。
起床するとまたもや一面の雪景色です。
容子医師は午前は他院で診察のため今回は筆者がタクシーで当院に向かいました。
8日とは異なり地面は結構溶けた部分も多く、11号線は普通に車が走っており、渋滞も無く無事到着しました。
植栽には雪が積もっていますが地面はほぼ溶けています。
8日と同じ位置で看板周囲を撮影してみました。8日とは全く違います。
前回一番に出勤してくれた職員はまた一番に出勤してくれました。
患者さんが何人来院されるかは不明ですが、通常診療を行います。
フジイ眼科 探訪記
2月12日
院内に入るとまずは受付です。左側は湾曲しており柔らかな雰囲気を醸し出しています。
お祝いの胡蝶蘭に近づくと丸亀の小路先生のお名前がありました。
その横には一目で藤井先生とわかる絵が。先生が涙道の手術をした患者さんからの贈り物だそうです。絵の上手い患者さんというのは多いものです。
検査室への入口横には大型モニタがあります。
検査室に入って、視力検査は1m視力表が2台ありました。
外来検査機器は一通りのものが揃っています。
診察室です。顕微鏡はツアイス社のSL130。電子カルテは当院と同じくニデック社のネイビスでした。
ネイビスには書き込み可能なタブレットも付属しております。当院が導入した時には無かったシステムです。新しいバージョンのためこのようなオプションの選 択も可能になっています。
つづく
2月8日
2月8日大雪です。
起床すると一面の雪景色です。
チェーンもスタッドレスタイヤも準備していないので、自分たちの車での通勤は不可能と判断しました。
リスクヘッジのために容子医師はタクシーを予約し、筆者は歩いて観音寺駅まで向かいました。
駅では約15分遅れで電車は動いており、無事本山駅にたどり着きました。
電車内でメールを見ると容子医師からタクシーが途中で動かないとのことです。
やはり交通手段を分けておいて正解だったと思いつつ、駅からまるお眼科まで歩いているときに案の定滑って転びました。
マルナカの前を歩いているときに「着いた」というメールが容子医師から入りました。これで一安心。少し歩調をゆるめて二度と転ばないように慎重に歩き、 やっとまるお眼科に到着です。
驚いたことにもうタイヤ痕がいっぱいついており、患者さんの車が一台止まっている上に、私が敷地に入ると同時にまたお1人別の患者さんがご家族の車に送ら れて到着しました。
職員もすでに一人出勤してくれていました。
雪の中庭です。
タクシー待ち用の椅子には雪だるまが座っています。
こんな雪の日にも受診してくれる方がいらっしゃり、また雪をおして出勤してくれた職員が複数いることに感謝です。
フジイ眼科開院
2月6日
昨年三豊総合病院を退職し、当院の非常勤医師として涙道外来を担当して下さる藤井一弘先生が本日2月6日に広島県福山市 で
フジイ眼 科
を開院されました。
開院前、2月1日の10時から15時の間に内覧会が開催され出席しましたのでフジイ眼科のレポートをしてみたいと思います。
フジイ眼科は東手城ヘルスケアモールというクリニカルモールの中にあり、最寄駅は福山駅の一つ岡山側の東福山駅です。
内覧会が土曜日のため午前の外来を終了して車で本山駅まで送ってもらい、駅に着いたのは発車2分前でした。これを逃すと福山駅到着が15時を過ぎてしまい ますので内覧会に間に合わないところでした。
切符を買う余裕も無く、電車に飛び乗り多度津で 特急南風に乗り換え、岡山で新幹線のホームにたどり着くと丁度福山にも停車するさくらが入ってきましたのでこれまた飛び乗りました。あっという間に福山駅 に 着きます。
新幹線から在来線に乗り換え東福山駅を降り地図にしたがって国道2号線を歩いて行くと同じモールにあるもりかわ内科クリニックの大きな看板が見えてきまし た。
更に歩くと左手に東手城ヘルスケアモールの建物と看板が見えました。残念ながらこれは建物の裏手に当たり、2号線からは直接入れません。
2号線を左折してしばらく歩くといよいよフジイ眼科の看板が見えました。看板によるとクリニカルモールの空きはあと1件とのことです。
引きで撮ってみました。
矢印に従って進みます。駐車場に店子の看板があります。
モールの建物は長屋の様になっていてその端には調剤薬局が入っています。
更に敷地を進んでいくとついにフジイ眼科にたどり着きました。
入口横には内覧会開催中の案内が貼り付けられています。
入口正面です。門松のように観葉植物が並べてあります。
寄ってみましょう。左のものは藤井先生と容子医師の師匠である三好輝行先生からの開院祝い。
右は香川大学の医局の有志からの開院祝いです。トップには藤井先生の後任として三豊総合病院に着任された村田先生の名前があります。
それではいよいよ院内に入ってみます。
つづく
2月3日
第37回日本眼科手術学会学術総会 出席
1月17日からいよいよ学会が始まります。久しぶりに学会初日からの出席です。
横浜の日本臨床眼科学会総会には土曜の夜行列車で行って日曜の夜行列車で帰るという強行軍で疲れ果て、正直勉強にならなかった部分があります。
今回は余裕をもって前日泊をしたところが切符紛失事件を起こし精神的にはかなり疲れました。
会場で手続きをしてまずはバッグを受け取りに行きます。今回は主催大学が京都らしいデザインを考えたそうです。白地の生地の間に柄物の生地が縫い込んであ ります。この部分は3種類から選択できるようになっており、私が選んだのは下の青系統の物です。
以前にアップした通り月一度涙道外来を行いますので初日は予定通り涙道の分野に集中的に参加しました。
涙道外来は藤井先生が担当して下さいますが、こちらもレベルアップをしておく必要があります。
まず最初のセッションは「涙道手術の基礎知識」です。
解剖と生理の基礎的な講演の後手術法、更に耳鼻科医が眼科医の苦手とする鼻内視鏡の使い方について講演するという内容でした。
次のセッションは「涙嚢鼻腔吻合術(DCR)低侵襲化への論点と未来」でした。
涙目の治療の最終手段は涙の鼻に抜ける通り道を新たに作るDCRという手術になります。この手術では顔の骨に穴を開けることが必須となります。
穴あけのやり方としてはノミとトンカチで骨を削るやりかたが従来のスタンダードで、昨年見学させて頂いた日本の涙道の第一人者である鈴木先生はノミとトン カチに加えてペンチの親戚のような器具で削るやりかたを併用しておられました。
この骨を削る新しい道具として、ドリル、レーザー、そして超音波手術機が紹介されました。超音波手術機は眼科医になじみの深い白内障手術機械と原理は同じ で、水晶体を削るのではなく骨を削る用に発振や先端が最適化されており、3者の中ではこれが一番良さそうに感じました。
1月27日
日本の素晴らしさを実感
1月17日(金)から行われた第37回日本眼科手術学会学術総会に出席しました。
涙道外来の開設に向けて知識の整理とブラッシュアップを求めての参加です。
涙道のセッションは殆どが金曜日に集中していたので、木曜から京都に入り初日から参加することにしました。
いつものように午後の外来を済ませて、車で多度津に向かいます。
駅に着くと丁度10分程度で高知発、岡山行きの南風が来ます。ロスタイムが殆ど無く京都に着くのでラッキーです。
乗り込むと座席の背もたれにもアンパンマンが居るアンパンマン列車でした。
松山から岡山に行くしおかぜにもアンパンマン列車はありますが、ここまでアンパンマンに埋め尽くされてはおりません。
原作者が高知出身なので南風だけ特別なのでしょうか?残念ながらこの座席は私の座席ではないので写真だけ撮りました。
岡山での新幹線への乗り換えには20分弱の余裕があったので、コンコースの売店で飲み物とサンドイッチなどを買ってホームに上がると間もなくのぞみ60号 がホームに入ってきました。
ところがここで問題発生。さっきまであったはずの切符が無いのです。
とりあえず乗り込み中でもう一度ポケットなどを探しますがありません。
発車のベルが鳴ってしまいましたので、降りてもう一度ホームからコンコースを売店まで逆にたどることにしました。しかし発見できず。
帰りの切符も入った封筒ごと無くしたので被害は甚大。途方に暮れてとりあえずホームの駅員さんに
「切符を失くしたんですが。」
と相談すると
「ああのぞみ60号の切符でしょ。車掌に渡しましたよ。」
との返答です。何とホームに落とした切符をその職員さんが拾ってくれていたのです。
「のぞみ62号の車掌に連絡しておきますので、62号に乗って車掌に聞いてみてください。」
と言われました。
切符を持っているのぞみ60号の車掌さんが京都駅に切符を届けてくれるのかと思っていたのですが、ここで問題になるのが岡山、京都間の新幹線はJRが2社 で運営していることです。
新大阪まではJR西日本の管轄ですが、新大阪から東京方面はJR東海の管轄なのでで、乗務員も全員乗り換えますから切符を持っているのぞみ60号の車掌さ んは新大阪駅で降りてしまうのです。
結局、切符を持って新大阪で降りるのぞみ60号のJR西日本の車掌さんから、のぞみ62号に新大阪で乗り込むJR東海の車掌さんに切符が渡り、のぞみ62 号のJR西日本の車掌さんから新大阪駅で切符を届けてもらえました。
切符は帰りの分も含め全てそろっており、少し遅れただけで京都に着くことが出来たのです。
こんなことはが可能なのは世界に鉄道多しと言えども日本の鉄道だけでしょう。
JRといえば最近JR北海道の検査データねつ造問題が取りざたされています。データねつ造は論外ですが、仮にJR北海道が絡んでも同じことをしてくれたと 思います。
JR西日本と東海の職員さんには本当にお世話になりました。もともとあらゆる乗り物の中で新幹線が最も好きではあったのですが、ますますファンになりまし た。
東京までならなるべく新幹線またはをサンライズ瀬戸を使おう、と心に誓った筆者です。
1月20日
2万アクセス達成
1月17日(金)から行われた学会に行っている間に、当院のホームページのアクセス数が2万 に達しておりました。恐らく1月18日に2万アクセスに達していたことと思われます。
開院して1年半で、まだまだ当院は三豊・観音寺地区の方に存在を認知されていないようですが、ホームページはそれなりに訪問して下さる方があるようです。
1万アクセスに達したのは過去の記事を見てみると昨年の2月16日です。
そこから約1年弱で2万に達したわけですね。
当院の貴重な情報発信手段として今後もなるべく更新していきたいと思います。
1月14日
涙道外来開設
2月26日(水)午後に涙道外来を行います。
担当医師は三豊総合病院に昨年までおられた藤井一弘先生で、これまで
三豊・観音寺地区の涙道疾患の診療を一手に引き受けてこられました。
当院からも何人もの患者さんを紹介しましたが皆経過良好です。
ただ三豊・観音寺地区の方には残念なことですが先生は2月に広島県福山市で
フジイ眼科
を 開院されます。
以前は公務員でしたので無理でしたが、退職を機会に月一度程度でよいからまるお眼科で涙道疾患の診療をして頂けないか、とお願いすると快く引き受けてくだ さいました。
当地区の涙が出て困る患者さんたちの福音となるでしょう。
1月7日
干支の色紙
前回アップした「馬」の色紙の違和感の答えはこれです。
この色紙は鏡文字になっているのです。
鏡の前で職員に持ってもらい写真を撮ると普通の「馬」になっています。
鏡文字といえばレオナルド・ダ・ビンチが使っていたことが有名ですね。
アルファベットの鏡文字と漢字とでは漢字の方が遥かに難しい気がしますが、実際にはどうなのでしょうか?
まあ世の中には器用な人がいるものです。
この場を借りてお礼申し上げます。
1月4日
謹賀新年
本日から2014年の診療を開始しております。
上の干支の色紙は旧年中に書道が趣味の患者さんから頂きました。
止まっているのではなく疾走している「馬」という感じです。見事なものですね。
しかし何か違和感がないでしょうか?
つづく
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